前回につづいて、時計関係のグッズをご紹介します。真鍮製のクリップなのですが、マルの中に描かれた建物の下に、小さく右横書きで「精工舎」(現・セイコーホールディングス株式会社)と書かれています。この建物は、昭和初期頃に竣工された工場のようで、竣工記念としてつくられたのでしょうか?
TIMEKEEPER古時計どっとコムさんでは、当時の絵葉書をご紹介しておられますが、その絵葉書にもこの建物が写っていました。歴史についても詳しく書いておられ、本当に参考になるブログです。
大きくしてみると、デザインの細かさといい、建物もお見事。さすが、時計メーカーの老舗、精工舎のクリップですね! このクリップとは、骨董屋さんで出会ったのですが、状態もよく、ひと目で気に入りました。
クリップに似た物といえば、わが家で活躍しているのは、恥ずかしながら洗濯バサミだったりします。乾物などの食品を開けた時に、パパッとしめるには、便利といいますか、気がつくと洗濯機と台所を行き来している洗濯バサミなのでした。でも、不思議と紙などは洗濯バサミではとめません。 私にとって書斎の机上は神聖な場所(?)なのか、いつか古い文房具を並べて、ごそごそと作業としたいという、あこがれの場所だったりします。
‥‥今は、娘の落書きやシール貼りと格闘しているので、そんな余裕はありませんが、このクリップを見ると、子供の頃からあこがれた、書斎の様子が浮かんでくるのです。
そういえば、以前ご紹介した「山田輪盛館」の企業クリップも、見事なデザインです。
2つ並べると、こんな感じ。ちなみに精工舎クリップの大きさは、最大横幅60ミリ、縦65ミリ。
地味といえば、地味なんですが、渋くて、歴史が感じられるクリップ2点なのです。
おまけ
14日月曜日、東京の雪はすごかったです。
娘と2人で1時間ほど近所を探検しました。手袋嫌いな娘は、素手で雪をつかんで大喜び。びしょ濡れになりましたが、童心に戻って、雪だるまをつくったり、雪を投げ合ったりして、楽しかったです。