No.158 精工舎&山田輪盛館の、精工にデザインされたクリップ

158-1.JPG

前回につづいて、時計関係のグッズをご紹介します。真鍮製のクリップなのですが、マルの中に描かれた建物の下に、小さく右横書きで「精工舎」(現・セイコーホールディングス株式会社)と書かれています。この建物は、昭和初期頃に竣工された工場のようで、竣工記念としてつくられたのでしょうか?

TIMEKEEPER古時計どっとコムさんでは、当時の絵葉書をご紹介しておられますが、その絵葉書にもこの建物が写っていました。歴史についても詳しく書いておられ、本当に参考になるブログです。

158-2.JPG

大きくしてみると、デザインの細かさといい、建物もお見事。さすが、時計メーカーの老舗、精工舎のクリップですね! このクリップとは、骨董屋さんで出会ったのですが、状態もよく、ひと目で気に入りました。

158-3.JPG

クリップに似た物といえば、わが家で活躍しているのは、恥ずかしながら洗濯バサミだったりします。乾物などの食品を開けた時に、パパッとしめるには、便利といいますか、気がつくと洗濯機と台所を行き来している洗濯バサミなのでした。でも、不思議と紙などは洗濯バサミではとめません。 私にとって書斎の机上は神聖な場所(?)なのか、いつか古い文房具を並べて、ごそごそと作業としたいという、あこがれの場所だったりします。

‥‥今は、娘の落書きやシール貼りと格闘しているので、そんな余裕はありませんが、このクリップを見ると、子供の頃からあこがれた、書斎の様子が浮かんでくるのです。 

158-4.JPG

そういえば、以前ご紹介した「山田輪盛館」の企業クリップも、見事なデザインです。 

158-5.JPG

2つ並べると、こんな感じ。ちなみに精工舎クリップの大きさは、最大横幅60ミリ、縦65ミリ。

158-6.JPG

地味といえば、地味なんですが、渋くて、歴史が感じられるクリップ2点なのです。 

 

おまけ

14日月曜日、東京の雪はすごかったです。

158-7.JPG

娘と2人で1時間ほど近所を探検しました。手袋嫌いな娘は、素手で雪をつかんで大喜び。びしょ濡れになりましたが、童心に戻って、雪だるまをつくったり、雪を投げ合ったりして、楽しかったです。 

 


...トップページへ

Author


    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

さえきあすかの本

Powered by Movable Type 5.03

2014年1月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

このブログ記事について

このページは、さえきあすかが2013年1月15日 19:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「No.157 「TIME IS MONEY」の文字入り、時計形文鎮を眺める」です。

次のブログ記事は「No.159 小さな小さな「オモチャカバン」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。