2013年1月アーカイブ

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今回ご紹介するのは、小さな猪口です。真正面から描かれた雀が、竹林の中を楽しそうに飛んでいる絵柄が可愛らしいですね。 

筆一本でささっと描いたような、ホノボノとした雀の表情に惹かれ、骨董屋さんで家族分の3個求めました。煮豆などちょっとした料理を入れるにはちょうどよい大きさで、厚みもあり、多少雑に扱っても平気な丈夫さも魅力のひとつです。

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猪口の高さは65ミリ。ひとつの猪口に3羽の雀が描かれています。

手描きのため、雀の表情が微妙に違うのですが、どの雀も楽しそうな顔に思えて、見ているとニンマリしてくるのです。 

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猪口といえば、以前勤めていた会社の上司が、唐草模様のそば猪口を、ペン立てとして机に置いていたのを思い出しました。

今でこそ、パソコンが机を占領しているのが普通になってしまいましたが、20年前の机上はさっぱりしたものでしたから、たくさんの書籍や書類の前に、ちょこんと置かれた青と白のそば猪口が、とても目立ってカッコよく、あこがれていたものです。

 

おまけ

No.56でもご紹介しましたが、お気に入りの雀のお皿です。

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羽毛のフワッした感じがよく出て、本当に可愛く描けていますよね。 自分としては鳥って、横から描いたほうが描きやすいので、絵としてなじみやすいのもあるのでしょう。

‥‥余談ですが、娘と二人で、インフルエンザA型にかかってしました。いやぁ、インフルエンザにかかるのって、すごくひさしぶり。幸い初期に吸入式の薬をもらったので、以前よりは楽なように思います。

 

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「昔、電車カバンって、あったよね~」

「あった、あった。懐かしいなぁ。切符切りとか入ってたよなぁ」

「今の切符は切らなくてもいいし‥‥、切符自体、もうほとんど見なくなったよね~」

なんて、旦那サンとの会話からふと思い出し、こんなのもあります!とばかりに、引き出しの中から探し出したのが、この"オモチャカバン"です。

よく見られた電車カバンよりはるかに小さく、60×90ミリという、「カバン」と呼ぶのは難しそうなサイズですが、可愛らしく、しかも未使用だったので、2つ買いました。大きさや中身からして、駄菓子屋さんで売られていたのでしょうか。色合いもカラフルで温かみがあって、ステキですね!

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カバンの中には、4点のオモチャが入っていました。紙製のトンボと、2枚の紙があわさった、扇風機のようにくるくるまわすモノ(名前がわかりません)、きれいな色紙をくるっと広げて、花のようにするモノ(これも名前がわかりません)、そしてガラスでできたインコの根付です。カバンに描かれた、電車やボール、ラッパに剣玉、輪投げなどのオモチャには、程遠い品揃えですが、横幅90ミリの小さな紙のカバンから、これらの4点がでてきた時は、なんだか夢があるなぁと、微笑ましく眺めました。

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ガラスのインコは、よく見ると色が微妙に違いますね。ひとつひとつ手づくりなんでしょう、手間を考えると、ますます愛おしく思えます。

オモチャといえば、娘がオモチャ売り場を意識するようになりまして‥‥。デパートに入ると、「オモチャ行くか!」と叫んで、売り場目がけてまっしぐら。貼りついてしまったオモチャ売り場から、娘をどうやってうまく「はがす」かが大変なのです。

私の子供の頃は、田舎ですから、近くにエスカレーターがある建物がなくて、エスカレーターにうまく乗ることは、結構大きくなるまで、勇気がいったといいますか、ドキドキしていたものでした。ところがウチの娘ときたら、2歳半にしてものおじせずに、バンバン乗り降りしてしまうのです。今の子はなんでも経験が早いよなぁと、しみじみ思うのでした。

 

おまけ

まだ雪の残る不忍池です。

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毎日10℃以下という寒さもあって、日影にある雪はなかなか溶けませんね。

 

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前回につづいて、時計関係のグッズをご紹介します。真鍮製のクリップなのですが、マルの中に描かれた建物の下に、小さく右横書きで「精工舎」(現・セイコーホールディングス株式会社)と書かれています。この建物は、昭和初期頃に竣工された工場のようで、竣工記念としてつくられたのでしょうか?

TIMEKEEPER古時計どっとコムさんでは、当時の絵葉書をご紹介しておられますが、その絵葉書にもこの建物が写っていました。歴史についても詳しく書いておられ、本当に参考になるブログです。

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大きくしてみると、デザインの細かさといい、建物もお見事。さすが、時計メーカーの老舗、精工舎のクリップですね! このクリップとは、骨董屋さんで出会ったのですが、状態もよく、ひと目で気に入りました。

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クリップに似た物といえば、わが家で活躍しているのは、恥ずかしながら洗濯バサミだったりします。乾物などの食品を開けた時に、パパッとしめるには、便利といいますか、気がつくと洗濯機と台所を行き来している洗濯バサミなのでした。でも、不思議と紙などは洗濯バサミではとめません。 私にとって書斎の机上は神聖な場所(?)なのか、いつか古い文房具を並べて、ごそごそと作業としたいという、あこがれの場所だったりします。

‥‥今は、娘の落書きやシール貼りと格闘しているので、そんな余裕はありませんが、このクリップを見ると、子供の頃からあこがれた、書斎の様子が浮かんでくるのです。 

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そういえば、以前ご紹介した「山田輪盛館」の企業クリップも、見事なデザインです。 

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2つ並べると、こんな感じ。ちなみに精工舎クリップの大きさは、最大横幅60ミリ、縦65ミリ。

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地味といえば、地味なんですが、渋くて、歴史が感じられるクリップ2点なのです。 

 

おまけ

14日月曜日、東京の雪はすごかったです。

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娘と2人で1時間ほど近所を探検しました。手袋嫌いな娘は、素手で雪をつかんで大喜び。びしょ濡れになりましたが、童心に戻って、雪だるまをつくったり、雪を投げ合ったりして、楽しかったです。 

 

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2013年がはじまりました。少し遅くなりましたが、

あけまして お芽でとう ございます。

みなさんにとって、ヨイ1年でありますように‥‥。 

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今日1月7日は、朝一番で七草がゆをつくりました。今回はお餅も入れまして、この1年の家族の健康を願います。

さて、ご紹介するのは文鎮です。それも、柱時計の形をしていて、文字盤部分は、方位磁石になっており、東西南北と他の方角に当たる干支が書いてあります。そして、その下に書かれた文字は、「TIME IS MONEY」、「時は金なり」。‥‥なんだか新年にふさわしい言葉だと思い、ご紹介することにしました。

文鎮を手のひらにのせて、しげしげと眺めながら、本当に"時の流れ"は早く、大切にしたいと、しみじみと思います。なぜかといえば、今年届いた年賀状には、年齢や健康、介護のことなどについて書かれたハガキが目立ったからです。

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「TIME IS MONEY」の下には、「EIGHTDAYS ROLL」と書いてあります。8日巻きの柱時計ということなのですね。残念ながら、状態はそんなによくありませんが、ずっしりと重みがあり、机の上に置いているだけで絵になる、実にカッコイイ文鎮だと思います。

"時の流れ"といえば、昨年末数年ぶりに履いた、スノーブーツと革製のブーツ2足が壊れました。原因は劣化です。妊娠してからというもの、高さのある靴を履くことがありませんでしたから‥‥。ひさしぶりに履いて、革がボロボロと剥がれたり、底が割れたのには驚きましたが、これまた時間の流れをしみじみと感じた出来事でした。

でも、そう思いながら、わが家を眺めてみると、生まれてから何十年も経ったモノたちが、壊れることもなく、たくさんいるわけで、素材の丈夫さもありますが、なんとも立派といいますか、見事といいますか、たいしたものだと思わずにはいられません。 限られた時間の中で、私と縁あって出会ったモノたち、今年も少しずつ、ご紹介していけたらと思います。

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裏面には、「MADE IN TOKYO」と書かれ、菱形の中には、王冠マークと「513」の文字、菱形の下には、「1」が書いてあります。大きさは全長78ミリ、最大横幅34ミリです。 似たような文鎮をTIMEKEEPER古時計どっとコムさんが、紹介しておられます。このテの文鎮も何種類かあったのでしょうか?

時計がデザインされた文鎮といえば、No.1060でも紹介していますが、どれもステキです。

 

おまけ

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初詣の帰り。常陸利根川沿いを、強風にも負けずに走る娘です。 

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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