No.242 下北沢の"古道具・月天"さんとのお別れ その1

1月28日水曜日、久しぶりに娘を連れて下北沢へ行ってきました。

下北沢の駅は、地下駅への改装をするためあちこちで工事をしていて、まるで迷路のよう。駅が変わると、周囲の街並みも変わって見え、なんだか私の記憶にある下北沢とは、ちがうところへ来た感じがしました。

今回は、変化の真っただ中にある下北沢と重なるような、さびしいお知らせです。

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長年のお付き合いだった古道具・月天さんが、下北沢から引っ越しされることになりました。今のお店が入っている建物が、新しく建て替えられることになったためです。人気もまばらな水曜日の午後、娘の手をひきながら、道の左側に見えてきた月天さん、訪ねるのも今回が最後になると思うと、しんみりしてしまいます。

店内をのぞくと、もうかなり整理されていて、壁面の大きな家具も撤去されていました。薄暗い店内なので、娘は入るのを嫌がるかと思いましたが、てくてくと入っていき、勝手に椅子に座り、きょろきょろ眺めています。店主のTさんは娘に「よくきたなぁ」とニッコリ。

思えば私にとって、下北沢は、アンティーク、古道具、ガラクタとの出会いの街でもありました。月天さんの他にも、木曜館、あんてぃかーゆは必ず訪ねたもので、この3つのお店で出会ったモノは数知れず‥‥。

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そんな古道具・月天さんから、今回連れて帰ったのは、ご覧のセルロイドの金魚さんです。

こげ茶色の渋い棚の上に、眠たげななんともユーモラスな顔で鎮座しており、色合いがカラフルだったこともあって、真っ先に視界に飛び込んできました。

もちろん、娘も見逃しません。「金魚さん、金魚さん」と話しかけています。顔があまりにも現代的(?)なので、ビニール製かと思い、手に取ってみると、ふわっと軽いセルロイドでできていて、ビックリ! 案外古い金魚なのですね。

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このふてぶてしい(?)、とぼけたような表情に、娘も大喜びです。

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底には、「JAPAN」の刻印もあります。全長は15センチ。

金魚さんに喜ぶ娘を見ながら、いつか、この金魚を見るたびに、下北沢の月天さんを最後に訪ねた、この日の光景を思い出すのかなぁ‥‥なんて、しみじみ。この他にも、ステキなモノたちをいくつかつれて帰りましたので、次回からご紹介したいと思います。

(つづく)


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2015年3月10日 13:00に書いたブログ記事です。

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