骨董市の最近のブログ記事

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ご紹介するヒヨコたちは、骨董ジャンボリーで、はじめてのぞいたお店の手前に置いてありました。通り過ぎようかと思ったのですが、なんともいえない優しい色合いと、可愛らしさに惹かれて、ついつい手にとっていました。残念なのは完品でないこと。でも、その分お値段がお安い上に、旦那サンも娘も鳥好きなので、2人へのお土産(?)として、買うことにしたのです。なんというか、下のほうから、ジッとこのたくさんの目に見つめられると、置いていけなかったといいますか、やっぱり、箱の中にふわふわとした小さなヒヨコがギッシリつまっているのって、可愛いですよね~。

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ちなみに、箱は横幅が20センチ。ヒヨコは1センチほどです。針金でできた小さな羽とピンク色のクチバシに、つけただけの黒い目と、竹でしょうか。細い木でできた小さな足を見ていると、手間がかかっただろうなぁと眺めてしまいます。

さて、長々と書いてきました"2012・夏の骨董ジャンボリー"のお話ですが、ひとまずここでおしまいにしたいと思います。ほかにも数点購入したのですが、素性調べが必要なので、またの機会に‥‥。

 

おしまいに

大好きな古道具・月天さんのブースより 

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掛け時計も惹かれるモノのひとつです。小ぶりなモノもあって、ステキですね。

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ガラスケースの中には、「これなんだ?」と思うような、おもしろいモノがズラリ。もちろん、ひとつひとつ古道具・月天の店主Tさんが、時間をかけて集めてきたモノばかりです。眺めているだけで、胸がいっぱいになりました。 

 

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今回ご紹介するモノ2点は、骨董ジャンボリーから帰る直前に、戦時史料研究家のHさんに「オススメのお店があるんだよ」と、つれていってもらった骨董屋さんで求めたモノです。例によって、子供を迎えに行く時間が迫っていたので、大慌てで物色しました。

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この猫は、一見置き物かと思ったのですが、手にとってみると、ずっしりと重たい金属製のペン立てでした。それも、アールデコのデザインをした黒猫で、ところどころ色がはげているのは残念ですが、ビリケンのような目つきと、狛犬のような貫禄といいましょうか、なんともいえないデザインに惹かれました。 高さは115ミリ、最大横幅は65ミリです。

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そして、黒猫が置いてある棚の近くに並んでいたのが、この細長いお菓子の空き缶です。複数並んでいました。手にとってみると、戦前につくられた缶なのに、金色の文字もピカピカという状態の良さで、何十年経った今でも、こんなにまとまって出てくるのだと、感心しながら眺めちゃいました。 

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三立製菓株式会社でつくられた、『三立のチョコレートビスケット』です。色合いといい、デザインといい、ステキな缶だと思いませんか? 裏面に描かれた、嬉しそうにチョコレートビスケット缶を持つ女の子の絵柄も可愛らしく、その下の大きなビスケットも、とても美味しそうですね。缶の大きさは高さが235ミリ、直径は63ミリです。 

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ちなみに、「三立製菓株式会社」で検索すると、娘に何度か買っている"かにぱん"や、旦那サンが好きな"缶入りカンパン"などを、製造販売しているお菓子会社が出てきたのでビックリ! 調べてみると、創立は大正10年と古く、年表の中には"チョコレートビスケット"の商品名はありませんでしたが、大正13年には、浜松市にビスケット工場が完成したと書いてあります。もしかすると、こちらでつくられたお菓子なのでしょうか?

残念ながら、ビスケットの缶に住所が明記されていない上に、三を菱形で囲んだ社紋も見つけることができず、推測の域をでませんが、ここのお菓子の缶だとすると、なじみがあるだけに、とても嬉しい出会いです。

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おしまいに、戦時史料研究家のHさんがご紹介してくれた業者さんは、岡山県の方です。岡山というと、何度か訪れた倉敷懐かしマーケットをはじめ、何人か知っている業者さんがいる上に、私も山陰の生まれなので、親近感を覚えちゃいます。私の中では岡山の方って、とてもパワフルで、明るいイメージなんですよね。Hさんとも、とても親しくおつきあいされているようで、夜は食事をするっていってました。私も誘っていただいたのですが、お迎えがあるので残念。またの機会を楽しみにしています。

 

 

おまけ

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暑い、暑いと思っていたら、いきなり秋がやって来ました。部屋の窓から、とても美しい夕焼けが見えたので、娘と一緒に眺めました。空を眺めていたら、以前娘と飛行船を見上げたことを思い出しました。夜のお散歩で、娘はおんぶしていたっけ。‥‥そういえば、エルゴの抱っこ紐は、もう数カ月使っていません。本当にお世話になりました。 

 

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骨董ジャンボリーの話の途中ですが、昔つれて帰ったビンをご紹介します。"ツバメ"と右横書きで描かれた、高さが43ミリ、横幅25ミリの小さなビンです。それも、形がステキといいますか、あまり見ないデザインのビンだと思うのです。

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後ろから見ると、斜めだけど、一生懸命立っている(?)姿が可愛らしい‥‥。 

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底には直径12ミリのマルがあり、少し凹んでいます。 

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口元のギザギザも、いい感じで、気泡がたくさん入っています。 

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No.136でご紹介しました、クジラビンと並べてみました。 9月も10日を過ぎたというのに、連日33度と暑い日々が続くと、ガラスのモノって、涼しげでいいなぁと、しみじみ思ってしまいます。

さて、ビンといえば、びん博士。骨董ジャンボリーでは、もちろんお会いしました。残念ながら、新刊はまだ完成していませんでしたが、『ワスレコモノ』(著者:アダチヨシオ、発行:丸善書店株式会社 出版サービスセンター、定価2,000(税別)円)という本をご紹介いただき、つれて帰りました。文庫より少し大きいサイズで、96ページの書籍の中に、化粧瓶をはじめ、マッチや団扇、ガラスのコモノなど、小さいモノなんだけど、存在感のある珍しいコモノたちが、ギュッをつまった1冊です。とくにビンは多いので、ビン好きな方は、必見だと思います。そうそう、以前ご紹介しましたKBKのビンが、3色紹介してありました。

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おしまいに

骨董ジャンボリーの古道具・月天さんより。どれも魅力的ですが、特に福助の置時計がステキです。顔が文字盤という発想は、とてもインパクトがありますね。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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