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ご紹介するのは、手のひらにすっぽり収まってしまう、直径35ミリの小さなガラスの器。浅い円錐形で、貝のようなグルグル渦巻き模様がステキです。 

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少しグリーンがかった、ブルーのような美しい色合い。古いガラス製品には定番の、ポツポツと小さな気泡が見られるのも、実にチャーミング。 

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この器は、ベーゴマに似た形をしていますよね。ガラスのベーゴマというと、物資が不足した戦時中にもつくられたことがあるそうですが、こちらは、へこんだところに砂糖菓子を入れて固め、断面を舐めて食べた、駄菓子の一種の空容器と思われます。ペロペロと舐めたことから、そのまま「ペロペロ」と呼ばれていたそうです。

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「ペロペロ」のガラス器は、ベーゴマに限らず、お皿やコップなど、いろいろなバリエーションが楽しめるので、コレクターの方も多く、とても人気があります。検索していただくと、多くの方がご紹介しておられ、中には海岸で発見される方もいたりして、いいなぁと思ったり‥‥。

食べ終わったあとに器を捨てることなく、ままごと道具などのオモチャとしても遊べるというあたりが、当時の子供に好まれたのでしょうね。 

 

【おまけ】

先日もお話しした、上野松坂屋南館6階にあったオモチャ売り場、残念ながらお別れとなってしまいました。

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終了直前とあって、「売りつくしセール」の貼り紙も。娘とよく通っただけに、さみしさがこみ上げてきます。

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娘が本当にお世話になりました‥‥。店員のお姉さんたち、どうもありがとう! 

  

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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