「まぼろしチャンネル」の扉へ
「番組表」へ 「復刻ch」へ 「教育的ch」へ 「東京カリスマch」へ 「日曜研究家ch」へ 「あった、あったch」へ 「再放送」へ 「ネット局」へ
リメンバー昭和脇役列伝
ポップス少年黄金(狂)時代
オヤジが娘に語る“テレビむかしむかし”
懐かしデータで見る昭和のライフ
僕のダイヤモンド・デイズ
まぼろし通販百科
あやかし動物園
秘宝館
掲示板
マガジン登録
メール
まぼろし商店街
まぼろし洋品店

「脇役列伝」タイトル

ヒーロー研究家立石一夫

学園のマドンナ、小林哲子


 石原慎太郎原作「青春の樹」は、二回映画化されている。初回は60年・日活で石原裕次郎、北原三枝らが出演していた。二回目は77年・東宝で三浦友和、檀ふみらが出演。私は日活は見たが、東宝版は見ていない。
 だが「青年の樹」は、断然TBSで放送したものが面白かった。大学で知り合った若者が、様々な経験を通して成長して行く姿が誠に新鮮であった。この番組でスターになったのが勝呂誉や、寺島達夫だ。勝呂はのちに松竹入り。倍賞千恵子と共演した「下町の太陽」がヒットした。二人のコンビは、サニー・カップルと命名された。倍賞は順調に伸びたが、勝呂はその後大空真弓と結婚したものの俳優としては伸び悩んでしまった。
 寺島はプロ野球の、東映フライヤーズを経て芸能会入り。「ライフルマン」で著名の、チャック・コナーズ(Nヤンキースから転身)に似た経歴が話題になった。番組は東京オリンピック開催の三年前に放送された。時代も良かった、日本がまだ青春時代と呼べる、明るい未来に燃えていた。三人は皆、新人に毛が生えた程度の俳優であったが、何といってもフレッシュで勢いが感じられた。ヒロインを演じたのが小林哲子である。聡明で美しく、女子大生役に持って来いの雰囲気が充満していた。こんな綺麗な女子大生のいる大学なら、私ももっと勉強して大学へ行ったのにと!あとで思ったが手遅れである。

小林哲子

 のちに「海底軍艦」に、小林が出演したことがある。地上の人間に恨みを抱く、ムー帝国の王女役であった。相変わらず怜悧な印象であったが、悪役のメーキャップも加わり冷たい微笑が心に残った。映画自体は大変面白かったものの、かつてのマドンナがこんな役をと少々残念に思った。59年に俳優座養成所入り、演技の下地はしっかりしたものがあった。舞台女優として活躍が期待されたが、53の若さで早世したことが惜しい。


(生) S16.3.12
(没) H6.12.9
東京都中野区出身、国学院大學中退。日本舞踊の名取としても知られる。晩年は京唄子劇団の舞台でも活躍。


”血はリングに咲く花”世界タッグ選手権者グレート東郷
不思議なおかしみ、砂塚秀夫
映画史上に残る悪玉役者
クレージーきってのミュージシャン
クレージーキャッツは僕の原点、犬塚弘
青春映画の常連、江原達怡
引っ張るワキ役、小鹿番
踊る指揮者、スマイリー小原
不屈の魂、渡辺亮
男の土俵、北葉山
異質な時代劇役者、薄田研二
特撮王国の常連、佐原健二
強肩強打の吉原二世、藤尾茂
”パーっといきましょう”三木のり平
ハヤシもあるでヨ・南利明
ミスター・ニッポン「悪名」でブレーク
男性的な敵役、田崎潤
ボンドガールよ永遠に、若林映子
墓場よりの使者、ザ・マミー
アンパンは木村屋だけじゃない、団令子
悲劇の伊達男<Xイート・ダディ・シキ
おいちゃんは俺だ、森川信
非運のレスラー、G草津
当たり役、風車の弥七・中谷一郎
写真判定男、中村剛
柏鵬時代の反逆児、若羽黒朋明
”たこでーす”たこ八郎
重厚味満点の悪役、高品格
褐色の弾丸・房錦と潜航艇・岩風
黒い核弾頭、ルーター・レンジ
南部のタッグ屋、グラハム&ステンボート
女をなぜなぜ泣かすのよ、城卓矢
教師から俳優へ、戸浦六宏ロッコウ
フックの職人、勝又行雄
当たり役、沢田部長刑事の芦田伸介
名タッグ屋ハードボイルド・ハガティ
名唱ジャイアンツを偲ぶ
2人のもろ差し名人
ニヒルな敵役・成田三樹夫
女性コメディアンの第一人者・若水ヤエ子
知的でとぼけた名優・有島
哀愁のモゲラ
悪役・進藤英太郎賛歌


2007年6月7日更新
ご意見・ご感想は webmaster@maboroshi-ch.com まで


「あった、あったチャンネル」の扉へ