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娘とお散歩がてら、エキスポさんにまたお邪魔してきました。

復活後、たびたびうかがっているのは、気軽に訪ねられる距離にあるということ、そして娘が成長してだいぶ分別もつき、陳列してあるモノを壊してしまうような心配が減ったこともありますが、何より娘がエキスポのオーナーさんや店員Aさん、それにお店そのものもすっかり気に入ってしまい、自発的に「行こう!」というようになったからです。

店頭で迎えてくれたのは、おなじみ消防自動車と大きな福助さん。この日は残念ながらAさんはお休みでしたが、優しいお姉さんとオーナーにお会いできました。店内に並べてある大好きな人体模型(なぜか娘は、骸骨や人体の理科模型が大好きなのです)を眺め、オーナーからぐでたまドーナツをもらった娘はゴキゲン。

そして私も、娘以上にゴキゲンになりました。なぜなら、下の写真のような化粧箱と出会えたからです!


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中身は無かったのですけれど、キレイな花柄の薄紙を着せた箱本体に、何とも素敵な絵柄のラベルが!
昭和十年代初頭くらいのモダニズムを感じさせる、デパートらしい建物のシルエットから飛び出してくる電車、背景の薄暮を思わせる色遣い、「組合せ文房具」のロゴと合わせて、「カッコイイ!」といわずにはいられないデザインですよね。

右下のマークをよく見ると、"地下鐵"の文字が。ピンときました。建物は「地下鉄ストア」で、電車は東京地下鉄道‥‥今の地下鉄銀座線の一部じゃないかしら? 東京地下鉄道は、浅草~新橋間に日本初の地下鉄を開通させた会社で、駅に隣接した上野・神田などに、直営のデパートも造って経営していたのです。
この「組合せ文房具」もきっと、昭和戦前、地下鉄ストアのオリジナル商品として売られた、詰め合わせだったのでしょう。中身も見てみたかったなぁ‥‥。

組合せ文房具といえば、輸入・廃盤文房具メモで、たいみちさんが完品を何点も紹介しておられます。いいですねぇ! 箱の中にギュッと文房具が詰め合わされている様子は、夢がい~っぱい詰まっているような感じがして、ワクワクしますよね。



【 お ま け 】
毎年この季節になると、公園に行くたび娘が拾いまくって、大量にわが家にやってくるドングリ。今年は小さなクルミやクリもひろったので、せっかくだからとリースに挑戦してみることにしました。

ガチャガチャでたくさん当てたものの、使い道がなくて引出しの中で不遇をかこっていた文鳥さんのお人形、ふと思いついて、リースの輪の中に乗せてみると‥‥あら、けっこう素敵かも。
ホットメルトという熱で溶かす糊を、銃のようなノズルでニューッと出し、娘と一緒に、ペタペタと木の実を貼っては、完成したものから玄関に飾っています。

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大きいものを作ってから欲が出て、小さなリースも買ってきては、量産体制に! 上手くできたものは、お友達にもプレゼントしました。

てきとうに貼り付けても、なんとなくいい感じに仕上がる上に、熱で溶かす糊というのも新鮮で、「工作している!」という満足感があります。昨年までは、処理に困っていたドングリも、これで楽しみが一つ増えました。来年も拾うぞ!

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それにしても、10月は運動会が2回(小学校と幼稚園合同に、幼稚園単独と2種類あるのです!)あったり、幼稚園の年末行事の打ち合わせ、しめくくりはハロウィンと、予定がいっぱい。
通常業務にプラスされるので、本当に大忙しです。ただただ、頑張るしかありません。
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今年は終戦から70年の節目の年。それに関連しての特集や報道を、テレビをはじめ雑誌や展覧会など、さまざまな場所で目にすることが多いですね。

上にチラシを掲げた「衣類が語る戦争」展も、そのひとつといえるでしょう。何より、私の尊敬する蒐集家であるH氏が、ご自身のコレクションを提供されたと聞いては、見に行かずにはおられません。今月末までということもあって、旦那さんと娘を連れ、家族3人で行ってきました。

場所は、新宿駅から甲州街道を西へ向かったところにある、文化学園服飾博物館です。私も旦那さんも、新宿には縁薄い方で、娘はもちろん初めて。高いビルが立ち並ぶ繁華街に興味しんしんで、親ともどもお上りさんのようにキョロキョロするしまつ。館内に入ると、平日の午後という時間でありながら、年配の女性でにぎわっており、みなさん熱心に展示を見ておられました。

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会場に展示されている品の点数は、思ったより多くない印象でしたが、よく知られている戦時中の国民服にはじまり、戦車や飛行機が描かれた子供着、不要な着物を改造することで生まれた更生服、代用材料のドレスなど、当時の世相を垣間見れるものばかり。
感心したのは、先の戦争だけでなく、日清・日露から、第一次大戦当時のモノまで展示されていたこと。戦争が衣服や布製品に及ぼした、デザインや素材への影響には、ここ数十年だけでない長い歴史があることがわかりました。勉強になるなぁ。

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気になるH氏所蔵の展示品は、紙縒糸(紙の帯を細い糸状に縒ったもの)で織った服や、スフ(ステープル・ファイバー、合成繊維の一種)製の服など、傷みやすく保存が難しい素材の品が少なくないにもかかわらず、いずれもとてもよい状態だったのが印象的でした。骨董市でお会いすると、常に厳しい目で品定めをしていたHさんの様子が思い出されて、「さすがだなぁ!」と、尊敬の思いが増したものです。

当時のモノたちは、時間がたって色あせているせいもあってか、どうしても暗い色合いのモノが多くなってしまうのですが、そんな中で子供服だけは、色遣いが華やかなだけでなく絵柄も斬新ときていて、物資の乏しい中でもわが子の成長を願う親の姿が垣間見え、一児の母としてはついつい見入ってしまうのでした。

そうそう、一緒に行った旦那さんは、紙縒糸で織った女性服や、ミノムシの蓑袋を平たく伸ばして継ぎ合わせた鞄に、特に関心を示しており、人が編み出す工夫というもののすごさに驚いていました。
セミのぬけがらを生のまま(!)持ち歩くのが好きな娘に、「ミノムシのおうちで鞄がつくれるよ」なんて話したら、「自分もつくる!」って、ミノムシ探しの旅に出そうだな‥‥、なんて思ったりして。

展示は衣服にとどまらず、洋裁研究雑誌「装苑」の戦時中の号や、木や貝でできた代用品のボタンなど、関連するさまざまなモノまで押さえているあたり、さすが服飾博物館。
娘とこういう博物館へ来たのは、はじめてのことでもあり、落ち着いてじっくり見るというわけにはいきませんでしたが、以前にくらべるとだいぶききわけがよくなって、静かについてきてくれるようになりました。今後もなるべく、こういう機会をつくっていきたいですね。


【 お ま け 】
早いもので、8月も終わりますね。最後の週に入ったとたん、急に気温が下がって朝は18度です。びっくり! そんな秋の知らせとともに、義理の父の一周忌があります。昨年の今ごろは大忙しでしたケド、この一年、本当に早かったなぁ。

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8月のはじめには、故郷にも帰ってきましたが、暑かったです。連日晴天で、雨の心配ゼロ。そんな山陰も珍しく、いい時に帰ることができたと感謝しています。そうそう、地元では素敵な古道具屋さんを発見しました! 次回ご紹介しますね。

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朝早くからテンション高めの娘、水平線から出てきたばかりの朝日を前に、さっそくシャボン玉遊びです。

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子供用のお皿を2枚、ご紹介しましょう。いずれも昭和戦前製で、状態もよく絵柄もほのぼのしていて、お気に入りなのです。

1つめは仕切りのある子供皿。キックボード‥‥当時でいうと「スクーター」かしら。セーラー服の男の子が得意げに飛ばす横を、これまた楽しそうに追いかけるブチ模様のワンちゃんが、とても可愛らしいですね。上の仕切られた2つに描かれたワンちゃんは同じ絵ですが、縁取りと近い色合いが品よく見えて、色も温かみがあるせいか、素敵に思えます。直径は19センチ。

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裏面には「愛知硬質磁器」の独特なロゴと、その中央に星のマークが。陶磁器のお好きな方には、有名なブランドですよね。
こういう書体がまた、私的に「戦前らしさ」をグッと感じさせるといいましょうか、どこかワクワクさせるのです。

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2つめのお皿は、ぐっと小さく直径10センチ、お小皿といっていいものです。

菱型の、今から見たら古めかしい、戦車の遊具に乗って無心に遊ぶ、ベレー帽をかぶった男の子。形のインパクトに加えて、緑と茶系の迷彩色がなかなかきれい。こういう形の遊具が実際にあったのでしょうか。むしろその方が気になってしまうお皿でもあります。いかにも戦前らしい絵柄ともいえます。

ゴメンナサイ、裏面の銘は一字目が読めませんでした‥‥。

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2枚とも、古道具・月天さんからやって来ました。月天さんが選ぶ器は、よそではなかなかお目にかかれない絵柄のモノが多くて、店主Tさんの審美眼が伝わってくる品ばかり。飾って愛でるだけでなく、わが家では実用品として日々活躍しています。

毎度同じことを言って申しわけないのですが、特に疲れた時など、こういった古い器を眺めていると、リラックスできるというか、心身ともに癒される感じがするのですから、不思議なものです。

余談ですが、東京のお盆は7月です。それも、今年は義理の父の新盆でした。いつもの迎え火、送り火とは、少しだけ違う気がしました。来月は一周忌です。早いですね。




【 お ま け 】

娘の中では、「ぐでたま」がマイブーム。娘にせがまれて、そのぐでたまちゃんのショーを見に行って来ました。

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基本的にやる気のない、無精者のキャラクター設定で、名前のとおりグデグデ、グズグズ。
何かにつけて「めんどくせー」といわれ、ちょっとムカつく私(笑)。

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でも、恥ずかしがる様子はまあまあ可愛らしいかも! まぁ、いっか~。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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