復活されたエキスポさんを訪ねたとき、つれて帰ったモノを2つ紹介しますね。
1つはこの団扇です。全長26センチと、団扇としてはずいぶん小ぶりで細長い格好ですが、つくりは大きなものと変わらず丁寧です。大きさと絵柄から、子供向きであることがわかりますね。
描かれているのは、言わずと知れた"月光仮面"。赤いマントをひるがえし、拳銃を構えてポーズをきめる懐かしい絵柄に惹かれて、手に取ってみると‥‥。
裏がえしてみたら、「京菓子司 味風堂」の屋号と所番地、電話番号が書いてありました。和菓子屋さんのお配りものだったのですね。
絵柄は子供向けながら、本格的で丁寧なつくりに納得。いかにも老舗といった感じがして、いいものです。
もう1つは、正面にくまさんの看板が掲げられた、可愛らしいおもちゃのおうち。娘が遊びたいといいまして。つい‥‥。
おうちから家具に至るまで、全部木製なのが時代を感じさせますね。椅子に張られた布地や鏡台の鏡に、手づくり感があふれていて、ほっこりしちゃいます。娘にはちょっと早すぎたかしら? でも、今からこうして英才教育(?)しておけば、将来きっと古いモノが好きになってくれるに違いない!
前回に引き続き、店内の様子もご紹介。復活したエキスポの、意気盛んなディスプレイをご覧ください! 火事に遭われたとは思えないほど、店内にあふれるたくさんのモノたち、あれもこれも欲しくなって、目移りしちゃいます。
この棚の照明は幻想的でとても素敵! 異空間のようですね。
母親がそわそわと棚に熱い視線を注いでいる中、娘は意外なことに、人体模型に興味を示していました。この歳だとふつう、怖がると思ったのですが、娘にはとても魅力的に映ったようです。Aさんにお願いして、歯の模型を全種類触らせていただいたほどでした。
骸骨も全然怖くないみたい。アニメのキャラクターで似たようなのがいたので、むしろ親しみやすいのかしら?
レジの傍には、「守れ火事から 我等の工場」の看板が‥‥。
いろいろなモノを見て、触らせてもらった娘は大満足で、帰りぎわ、Aさんに「また、会おうね~」と機嫌よく手を振っていたほどでした。そういえば、古道具・月天のTさんと新宿で別れた際にも、同じセリフをいっていたっけ!
私が大好きな古いモノと、それを商う人たちに、怖がることなく、喜んで接してくれる娘。やはり母としては嬉しくなってしまいます。いつまでこうして、一緒に骨董屋さんへ来られるのかなあ。大きくなって自分の好きなものができても、一緒に骨董店で過ごした時間が、よい思い出になってくれればと願っています。
【 お ま け 】
私が最近古いモノ以外で、はまっている物‥‥。
時間に追われる中で、元気もらってます。