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何年も前から、私のそばにいる青いガラスの小物入れ。今は玄関の近くにいて、小銭を入れています。宅配便の着払いや、イトーヨーカドーのネットスーパーで注文した時の支払いで、大活躍しているのでした。それにしても、なんて美しい青いガラスなのでしょう。そして、なんともいえない可愛らしいデザイン。葉っぱからでている大きなハートの中に、描かれている小さな実は、なんの実でしょうか。横幅10㎝、高さ6㎝の小さな小物入れですが、ずっしりと重たく、頑丈で、とても気に入っています。昔の人は、このガラスの小物入れに、なにを入れたのかな‥‥。ちなみに、このテの小物入れは、何種類かあり、ほかには黄緑色のモノも持っています。いずれ、ご紹介したいと思います。 

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お正月は、毎年恒例の茨城にある神社へ初詣に出かけました。那珂湊にも行き、食事をしたのですが、地震の爪痕は、まだまだ残っており、食事をいただいたお店も、津波が80㎝入ってきて、お店の再開まで大変だったそうです。空は変わらず青くて、美しいのに‥‥。なんともいえない気持ちになります。 今年は、もっともっと、復興が進むことを願います。 

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8月のはじめに、一足早い夏休みをとった旦那サンと、娘と私の3人で、新潟に1泊旅行に行ってきました。3人とも新潟初体験です。それも、娘は新幹線に乗るのもはじめての経験で、人の多い駅、長時間の列車。いったいどうなることやら‥‥と、不安でしたが、勇気を出していってみることにしました(案外、おとなしくて、ホッとしました)。65-2.jpg

なぜ新潟なのかというと、旦那サンの希望なのですが、私的にはレンタサイクルがあったからです。それも、新潟市内の広範囲で乗り降りが自由にできる便利さで、なおかつ雄大に流れる信濃川を走る水上バス、ウォーターシャトルにも自転車を乗せることができるというのも、魅力でした。娘は日ごろから自転車には慣れ親しんでいますから、新潟にさえ着いてしまえば、どうにかなると思ったのです。そして、宿泊先は当然和室。食事も運んでもらえるところを選び、なるべくまわりにご迷惑をかけないように、私たちも疲れ過ぎないように配慮しました。

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新潟には、9時に到着。ホテルに荷物を預け、美しい建物の"新潟市歴史博物館・みなとぴあ"へ向かい、こちらで自転車を借りると、近くにある船着場へ。1日乗船券を購入し、ウォーターシャトルに乗り込みました。

信濃川の大きさに感激しながら、途中下船 。

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幸いお天気に恵まれ、気持ちのいいサイクリング日和となりました。

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自転車から見る、ひさしぶりの日本海の美しさに、何度も深呼吸をしました。一面の青、娘の目にはどう映ったのでしょうか。 

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それにしても、新潟のお店の多さには驚きました。信濃川を挟んで、伊勢丹などデパートのある新しい街と、たくさんのアーケードが連なる古くから栄えてきた街が、見事に共存共栄しているように見えました。恥ずかしながら、新潟というと、広大な田園風景ばかり想像していたので、正直驚いてしまいました。 

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レインボータワーも、とてもきれいです。

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萬代橋をわたって、白山神社を目指したのですが、途中には魅力的な街並みが続き、自転車でフラフラと、いっこうに神社にたどりつきません。大好きなアーケードもたくさんあり、ステキな喫茶店も、けっこうあったので、いつか入りたいと思いながら、通過しました。

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もっとたくさん撮影したかったのですが、娘を抱っこしての撮影は、どうしても動くので、ピントが合わず、どれもいまひとつの仕上がりに。"菊乃湯"もきちんと撮りたかったなぁ。

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美味しそうな野菜やくだものが並ぶアーケードも、時間があれば、ゆっくり見たかったです。

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ホテルに戻ると、さすがにヘトヘトでした。なんせ気温が36度もあったのです。でも、娘はハイテンション。ヨチヨチ歩きながら、部屋の探検をしています。窓から見える信濃川の美しさに、ホッとしながら、眼下の萬代橋を眺めました。

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翌日も、お昼過ぎまでは、新潟探検。新潟には、貯木場があることを知りました。川にプカプカと浮いている巨木を、ぼんやり眺めていると、のんびりした気分になります。

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そして、朱鷺メッセの31階にある展望室にいきました。展望室の名前は、"Befcoばかうけ展望室"というそうです。"ばかうけ"って、有名なお煎餅です。米どころ新潟のお菓子だったのですね。どうりで、売店では、いろんな種類のばかうけが売ってありました。朱鷺の人形も可愛いかったのですが、1ツより、複数のほうがいい感じです。思わず写真を撮っちゃいました。この展望室からは、新潟の街が一望できます。なんて美しいところなのでしょうか。信濃川が、黄土色なのは、少し前の大雨の影響です。ウォーターシャトルに乗っている時も、大きな木などが流されていたり、河川敷には、瓦礫も積み上がっていました。今年は本当に災害が多くて、悲しくなります。

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 またゆっくりと来たいなぁと思いながら、新潟をあとにしました。 

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そうそう、小さな骨董屋で、印判の小皿も求めましたよ。記念に。

65-16.JPG最後になりましたが、今回ご紹介するのは、戦前の新潟の絵葉書です。 新潟は、昔から栄えた街だったことがわかります。古町通六番町も通ったはずですが、テキトーに気の向くままに、自転車で走ったので、どこがどこだか、頭の中で整理できていません。ちなみに、私が自転車で商店街ツアーをしていた時は、旦那サンとは別行動でした。それにしても、全体的に、きちんと撮影できなかったのが残念です。立ち止まって、撮影したいところがたくさんありました。次回きた時は、ゆっくり撮影したいです。そして、萬代橋の絵葉書も戦前のモノです。自転車で渡りましたが、昔から大きく立派な橋だったのですね。

 

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ふらりと入ったギャラリーで、直径67ミリ、高さが40ミリほどの、厚手の容器を手に取りました。なんのことはない、シンプルな形の、小さな容器なのですが、白地に赤い細い線が2本描かれ、ひっくり返してみると、右横書きで「味の素 食卓容器」と描いてあったのです。思わず「味の素って、創業いつだっけ?」と、つぶやいてしまいました。あえて「食卓容器」って描いてあることも、すごく気になります。なにか特別の使い方でもあったのでしょうか? よくわからないまま、小さくて可愛い形に惹かれて、つれて帰ることにしました。
53-2.JPGさっそく調べてみると、味の素が創業されたのは明治42(1909)年。すでに100年以上の長い年月が経過していたのでした。そして、高輪に"AJINOMOTO  食とくらしの小さな博物館"があると知りました。これは行くしかないでしょう。さすがに遠いので、自転車ではなく、娘と電車で向かうことに‥‥。しかし、ひさしぶりに乗った電車は、9月9日に電力制限が終了したせいか、弱冷房の車輌に乗ったにもかかわらず、すごく寒い! 日頃乗らないからそう思うのでしょうか。でも、前に座っていた女性も寒がっています。私は、湯たんぽのような娘を抱っこしていて、ちょうどいい感じでした。ひさしぶりの電車では、人の多さに驚いたのか、娘はキョロキョロ。慣れてくると、となりの人をさわりだすので、椅子に座らず、立っていきました。高輪近くになると、ほとんど人がいなくなったので、車内を歩かせてみましたが、案外平気で歩くもんです。エライ、エライ。
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さて、博物館に入ると、ありました! ありました! 「味の素 陶器製食卓容器」として展示してありました。が、残念なことに(?)、フタがついているではありませんか! ガーン。フタもあったのかぁ~。私は欠品を買ってしまったのでした。昭和9(1934)年に出まわったモノだそうです。となりには「味の素 ガラス製食卓容器」という、ガラスでできたステキな容器も並んでいました。こちらは昭和6(1931)年につくられたモノだそうで、底にローマ字で、AJINOMOTOの文字が描いてあり、これもかっこいいなぁと思いながら、眺めたのでした。それにしても、この陶器でできた食卓容器は、単にフタをのせただけのようです。骨董市場で、バラバラになって出てきても仕方ありませんね(?)考えてみると、ガラス製容器も、フタをのせただけなのですが、陶器製だと、のせただけって、なんとなく違和感を感じてしまうのは、私だけでしょうか。湿気のことも気になります。
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なにはともあれ、現物を見ることができたのは、本当によかったです。けれど、せっかく来たのですから、もう少し素性を調べたいと思いました。嬉しいことに、こちらでは2階に博物館、1階に資料館があり、食に関する書籍を閲覧することができます。荷物をロッカーに入れて、知りたい内容を受け付けで伝えると、すぐに味の素の社史コーナーに案内してくださり、『味の素 グループの100年』の中に、食卓容器を見つけることができました。

それによると、食卓容器とは、陶磁製とガラス製の、スマートな容器があり、それを各家庭で常備し、味の素を入れたのだそうです。そして、中身がなくなると、普通の缶から詰め替えるのだとか‥‥。食卓容器は、大正3(1914)年に試売され、需要の高まりから、昭和5(1930)年に入り、大々的に発売されたそうです。私は、味の素食卓容器って景品だとばかり思っていましたが、販売されたモノだったのですね。だとしたら、いつかフタだけどこかで出会えるかも知れません。それにしても、「スマートな容器」という表現は、昔っぽいというか、時代を感じて微笑ましく思えました。

でも、さすが味の素です。昭和もヒトケタの時代から、まだまだちゃぶ台が多かったであろう食卓に、こんなステキなデザインの食卓容器を提案するのですから、すごいですね。ずらりと並んだ書籍や資料から、その歴史を感じることができました。本当は、もっと読みたかったのですが、娘が許してくれるはずもなく、この1冊で、これだけわかったのはラッキーです。

53-5.JPGはじめて訪れたAJINOMOTO  食とくらしの小さな博物館は、歩きはじめたばかりの娘と、安心してまわることができました。戦前から現代までの台所の様子を、くるっと一周するだけで、見ることができる、コンパクトな展示も楽しかったです。コンパクトといっても、実によく考えられ、モノの配置も素晴らしく、もちろん、戦前からの味の素の各種容器も、当時の人気商品などと一緒に展示され、とても楽しいひとときを過ごすことができました。娘も自分の目線にモノが並んでいることが、嬉しいらしく、のぞいては歩くをくり返しています。もう少し大きくなったら、また来たいと思いました。そして、これだけのモノや書籍を、維持・管理されているAJINOMOTOという企業に、本当に頭の下がる思いです。ありがとうございました。さて、味の素といえば、「あしたのもと、味の素」ってコマーシャルは、実に上手いネーミングだと思います。なんか、元気になれそうで、実際元気になって、いい気分で博物館を後にしたのでした(娘がぐずりだす前に‥‥)。

*食卓容器等の写真は、受け付けの方にお断りをして、撮影させていただきました。

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話は変わりますが、底の器だけ買ったモノといえば、緑色の二重線が描かれた"国民食器"と呼ばれる丼があります。大きさがちょうどいいと思い、買ったのですが、これもフタがあったのに、器だけ買ってしまったのでした。もちろんフタの存在を知ったのは後の話。ちょっと悲しいものがありますが、仕方がありません。"時のかけら~統制陶器~"を書いておられる、りちょうけんさんも、フタを伴うモノは少ないと書いておられます。古いモノは、元箱入りででてくることは、まずありませんから‥‥。出会った時に、気に入るか気に入らないか、その気持ちだけですよね。丼は、よく見ると二重線の色も白地の色も違います。この微妙さが気に入って2つ買いました。当然のことながら、底の番号も違い、濃い緑色のほうは「岐700」。少しねずみ色っぽいのは「岐668」(だと思う)と描いてあります。

それぞれフタがないのは残念ですが、わが家にやってきたのも、ご縁です。大切に使っていきたいと思います。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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