8月のはじめに、一足早い夏休みをとった旦那サンと、娘と私の3人で、新潟に1泊旅行に行ってきました。3人とも新潟初体験です。それも、娘は新幹線に乗るのもはじめての経験で、人の多い駅、長時間の列車。いったいどうなることやら‥‥と、不安でしたが、勇気を出していってみることにしました(案外、おとなしくて、ホッとしました)。
なぜ新潟なのかというと、旦那サンの希望なのですが、私的にはレンタサイクルがあったからです。それも、新潟市内の広範囲で乗り降りが自由にできる便利さで、なおかつ雄大に流れる信濃川を走る水上バス、ウォーターシャトルにも自転車を乗せることができるというのも、魅力でした。娘は日ごろから自転車には慣れ親しんでいますから、新潟にさえ着いてしまえば、どうにかなると思ったのです。そして、宿泊先は当然和室。食事も運んでもらえるところを選び、なるべくまわりにご迷惑をかけないように、私たちも疲れ過ぎないように配慮しました。
新潟には、9時に到着。ホテルに荷物を預け、美しい建物の"新潟市歴史博物館・みなとぴあ"へ向かい、こちらで自転車を借りると、近くにある船着場へ。1日乗船券を購入し、ウォーターシャトルに乗り込みました。
信濃川の大きさに感激しながら、途中下船 。
幸いお天気に恵まれ、気持ちのいいサイクリング日和となりました。
自転車から見る、ひさしぶりの日本海の美しさに、何度も深呼吸をしました。一面の青、娘の目にはどう映ったのでしょうか。
それにしても、新潟のお店の多さには驚きました。信濃川を挟んで、伊勢丹などデパートのある新しい街と、たくさんのアーケードが連なる古くから栄えてきた街が、見事に共存共栄しているように見えました。恥ずかしながら、新潟というと、広大な田園風景ばかり想像していたので、正直驚いてしまいました。
レインボータワーも、とてもきれいです。
萬代橋をわたって、白山神社を目指したのですが、途中には魅力的な街並みが続き、自転車でフラフラと、いっこうに神社にたどりつきません。大好きなアーケードもたくさんあり、ステキな喫茶店も、けっこうあったので、いつか入りたいと思いながら、通過しました。
もっとたくさん撮影したかったのですが、娘を抱っこしての撮影は、どうしても動くので、ピントが合わず、どれもいまひとつの仕上がりに。"菊乃湯"もきちんと撮りたかったなぁ。
美味しそうな野菜やくだものが並ぶアーケードも、時間があれば、ゆっくり見たかったです。
ホテルに戻ると、さすがにヘトヘトでした。なんせ気温が36度もあったのです。でも、娘はハイテンション。ヨチヨチ歩きながら、部屋の探検をしています。窓から見える信濃川の美しさに、ホッとしながら、眼下の萬代橋を眺めました。
翌日も、お昼過ぎまでは、新潟探検。新潟には、貯木場があることを知りました。川にプカプカと浮いている巨木を、ぼんやり眺めていると、のんびりした気分になります。
そして、朱鷺メッセの31階にある展望室にいきました。展望室の名前は、"Befcoばかうけ展望室"というそうです。"ばかうけ"って、有名なお煎餅です。米どころ新潟のお菓子だったのですね。どうりで、売店では、いろんな種類のばかうけが売ってありました。朱鷺の人形も可愛いかったのですが、1ツより、複数のほうがいい感じです。思わず写真を撮っちゃいました。この展望室からは、新潟の街が一望できます。なんて美しいところなのでしょうか。信濃川が、黄土色なのは、少し前の大雨の影響です。ウォーターシャトルに乗っている時も、大きな木などが流されていたり、河川敷には、瓦礫も積み上がっていました。今年は本当に災害が多くて、悲しくなります。
またゆっくりと来たいなぁと思いながら、新潟をあとにしました。
そうそう、小さな骨董屋で、印判の小皿も求めましたよ。記念に。
最後になりましたが、今回ご紹介するのは、戦前の新潟の絵葉書です。 新潟は、昔から栄えた街だったことがわかります。古町通六番町も通ったはずですが、テキトーに気の向くままに、自転車で走ったので、どこがどこだか、頭の中で整理できていません。ちなみに、私が自転車で商店街ツアーをしていた時は、旦那サンとは別行動でした。それにしても、全体的に、きちんと撮影できなかったのが残念です。立ち止まって、撮影したいところがたくさんありました。次回きた時は、ゆっくり撮影したいです。そして、萬代橋の絵葉書も戦前のモノです。自転車で渡りましたが、昔から大きく立派な橋だったのですね。