玩具の最近のブログ記事

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師走ということもあるのか、ここしばらく本当に忙しい毎日が続いています。

そんな合間を縫って、古いモノに癒されたくなり、ふとひきだしを開けてみると、見つかったのが写真のサンタさんとキューピーさん、それに昔のせっけん箱を思わせる、何ともカラフルなベッド。キューピーさんの長さは75ミリ、両腕はタコ糸で結ばれた、素朴な可動式です。

セルロイド独特の、押したらペコリとつぶれてしまいそうな頼りなげなところが、今の丈夫そうなプラ製品との大きな違い。褪せたような色合いと、手に乗せたときの軽さに、何とも言えぬあたたかい、優しげなものを感じて、ほっこりと癒されたものでした。


‥‥いや、もう、本当に毎日忙しい。

なぜ?

自分の手際の悪さなのか、何なのか、毎日走り続けている感じです。

ほとんどは娘の幼稚園関係で、お遊戯会(歌って踊る練習アリ!)ともちつき大会(父兄総出で準備アリ!)を終えて、今週は終業式と、息をつかせない過密スケジュール。そして、来週には新年‥‥あっという間ですね。

幼稚園では、それに加えて病気の季節。水疱瘡、リンゴ病、インフルエンザなど、など。お休みのお子さんも多く、お母さん方もご苦労が絶えないことでしょうね。冬になる前は、確か天気予報で暖冬といっていたのに、この寒さですし、親御さんたちの体調も心配になってきます。

ともあれ、今年も残りわずかです。ラストスパート、頑張りましょう! 

あと、少し早いですが、メリークリスマス! 

娘はクリスマスプレゼントに、プリキュアの、え~と‥‥何だかが欲しいといってましたが、まだ準備していません。急がなければ‥‥。

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一見して、懐中時計を模したとおぼしきケース。フタの中央には、毛まで細かく表現されたリアルな描写のライオンが、精密なプレスでデザインされています。

10年ほど前になりますか、出会った瞬間、ものすごく惹かれるものがあって、裏返したりフタを開けたりして、眺めまわしてしまいました。残念ながら、表面にも中身にも、製造国やメーカー名を記した刻印はなく、どこで作られたのかはわからなかったものの、私のツボをつくものがあったのでしょう、即お持ち帰り決定。

なんというか、携帯できる古いモノというのは、お家に飾っておくだけのモノにくらべて、よりロマンチックな感じがしませんか?

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全長55ミリ、手のひらにのせると、ちょうどよい大きさ。ライオンのディテールも手伝ってか、ギュッにぎりしめた感触も、心地いいのでした。そして、年月を経た真鍮ならではの、ちょっと黒ずんで重厚感のある色合いがまた味わい深く、古いモノ特有の存在感にあふれています。

時計でいう、竜頭にあたるところを押すと、気持ちよくパチン、と音がして開きました。中はごらんのとおり、しっくりとはめ込まれた内貼りがあって、浅いお皿のような容器になっています。用途はなんだったのでしょう、薬入れだったのでしょうか。

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よほど細工がよいのでしょう、閉める時も、パチンと音がしてしっかりと閉まり、まったくガタがありません。

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裏はつるりとして、撫でまわしても気持ちの良い感じ。

出会って10年、そろそろ実際に使って愛でようかなあ。大切な写真を入れて、ロケットペンダントにしようかしら。

 

【おまけ】

8月の中旬に里帰りしてきました。東京はまだ猛暑だったので、田舎は朝晩涼しくて、やれやれ助かったと思ったものです。もっとも、戻るころには東京も涼しくなりつつあり、いっぺんに秋が訪れたような気分でした。

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そして、涼しい風とともに、義理の父が亡くなりました。

私はこの間、とても多くのことを学びました。例えば、着物の喪服は、6月と9月は「ひとえ」を着て、夏は「絽」を着るのが正式の装いなのだということ。でも、現在では6月から9月まで絽を着ることが多くなり、ひとえは貸衣装もありませんでした。

古いモノもそうですが、時間が流れると、どんどん変化していきます。便利になってよかったと思う反面、さびしい気持ちもあります。そして、伝えていきたい気持ちも。

駆け足で走りぬけた半月‥‥。今年の夏を忘れないでいようと思います。

「おじいちゃんは、お星様になったんだよね」明るい娘の言葉です。

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8月2日土曜日。娘と2人で行ってきました、骨董ジャンボリー。どちらかというと、"娘を連れて会場まで行く"ことに、ほとんど労力を使い果たしたといいますか‥‥。

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この鳩のおもちゃ‥‥口で尾をくわえて吹くと、「キュウ~」と可愛らしい音がしますから、鳩笛といっていいでしょう。娘が「ベビードール」さんのブースに立たれていたお姉さんを気に入ってしまい、遊んでいただいたお礼も兼ねて、そちらで求めました。鳥が大好きなお父さんへの、お土産なんだそうです。材質は塩ビでしょうか、柔らかく、プニプニとした感触です。

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小さいモノがたくさん並ぶ中で選んだのですが、陶器やガラスのモノもたくさんありますから、娘がうっかり壊したら大変と、それはそれはドキドキしたものでした。娘は最初、大きなこけしがいいといったのですが、「頼むから小さいモノにして!」とお願いしたら、お父さんのことを思い出したのか、この鳩笛に決定。

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そんな状況で求めたので、一見した可愛らしさだけでつれて帰ったのですが、帰宅してからよく見ると‥‥。

背中には「水虫にMPO」のラベル、本体の側面にも「水虫にエムピーオー」、正面、胸のあたりには「鳥居薬品」の文字がエンボスで書かれていたりして、製薬会社の販促品であることがようやく判明。「鳥居」だからトリさんのオモチャと、なるほど、社名にちなんだものだったのですね。

最近はあまり見なくなった気がしますが、子供のころ、親に連れられて行った薬屋さんで、こんなオモチャをおまけしてもらったときは、それは嬉しかったことを思い出しました。

そうそう、今回会場へ行ってしみじみ感じたのは、老眼がずいぶん進んだなぁということ。会場の照明が暗く感じて、品物の細かい部分を眺めるのも、少し辛いときがありました。もう少し、明るくしてもらえるとありがたいのですが。次回1人で行く時は、老眼鏡をしっかり準備して行こう!

 

【 おまけ 】

ゆりかもめから見た景色です。

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子供と一緒だと、後方席も遠慮なく座ることができていいですね。

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眺めのよい車窓に、娘も「東京タワーだ!」、「スカイツリーだ!」と指さして、楽しそうでした。

【特別展示 ガラスびん遊】会場もチラリと。

撮影OKということで、数枚写真も撮らせていただきました。割れものですから、娘から目を離さず、慎重に、慎重に見てまわりました。   

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残念だったのは、びん博士のトークショーを聞くことができず、書籍も品切れ中だったこと。コレクターの先輩にもお会いできなかったなぁ‥‥。

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娘連れのこととて、たくさんのビンも、じっくり見るどころか、ひやひやしながら通り過ぎたのでした。 

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神薬のビンやパッケージも、もう少し眺めたかったのですが、ここはじっとがまん。

帰り際、主催者のT氏にご挨拶をしたところ、「かえるちゃん、老けたねえ」と、最近気にしていることをズバリといってくださり、もう少しなんとかせんとなぁと、あらためて思ったりして。

でも、娘とのささやかな探検としては、上出来といいますか、楽しかったです。なにしろ余裕がなかったので、私の買ったモノは鳩笛にとどまりましたが、娘が「妖怪ウォッチの『ジバニャン』のぬいぐるみが欲しい!」とせがんだので、つれて帰ることにしました。親に似て、この歳にして物欲がめばえたのか‥‥。妖怪ウォッチの流行ぶりは、本当に凄いですね。ちなみに私は、オバケのQ太郎に似た、「ウィスパー」が好きです。 

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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