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ご紹介するのは、手のひらにすっぽり収まってしまう、直径35ミリの小さなガラスの器。浅い円錐形で、貝のようなグルグル渦巻き模様がステキです。 

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少しグリーンがかった、ブルーのような美しい色合い。古いガラス製品には定番の、ポツポツと小さな気泡が見られるのも、実にチャーミング。 

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この器は、ベーゴマに似た形をしていますよね。ガラスのベーゴマというと、物資が不足した戦時中にもつくられたことがあるそうですが、こちらは、へこんだところに砂糖菓子を入れて固め、断面を舐めて食べた、駄菓子の一種の空容器と思われます。ペロペロと舐めたことから、そのまま「ペロペロ」と呼ばれていたそうです。

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「ペロペロ」のガラス器は、ベーゴマに限らず、お皿やコップなど、いろいろなバリエーションが楽しめるので、コレクターの方も多く、とても人気があります。検索していただくと、多くの方がご紹介しておられ、中には海岸で発見される方もいたりして、いいなぁと思ったり‥‥。

食べ終わったあとに器を捨てることなく、ままごと道具などのオモチャとしても遊べるというあたりが、当時の子供に好まれたのでしょうね。 

 

【おまけ】

先日もお話しした、上野松坂屋南館6階にあったオモチャ売り場、残念ながらお別れとなってしまいました。

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終了直前とあって、「売りつくしセール」の貼り紙も。娘とよく通っただけに、さみしさがこみ上げてきます。

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娘が本当にお世話になりました‥‥。店員のお姉さんたち、どうもありがとう! 

  

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骨董ジャンボリーが終わってしまいました。行くかどうするか、ギリギリまで悩んだのですが、ますます元気いっぱいの娘と行くには、まだちょっと無理だと思い、今回もあきらめることに‥‥。 パワーのあり余っている娘に気を取られて、おちついてモノを見ることなど、できないでしょうから。

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ただ、親と嗜好が似てきた部分もあって、ケロちゃんは大好きです。わが家にいる大小のケロちゃんたちには、話しかけたり、おままごとの相手をさせたり、見ていてほのぼのしています。

今回ご紹介する2匹のケロちゃん貯金箱は、ともに高さが13センチで、陶器でできています。娘にさわらせるには、ちょっと勇気が入るのですが、何事も訓練と「壊れるからね。大事、大事よ!」といいつつ、少し遊ばせてやることに。そのうち、ケロちゃんは自分のモノだといいだし、「これはお母さんのよ!」と反論すると、なんだか納得いかない様子でぐずりだし‥‥と、親子ゲンカ(?)もできるまでに成長したのでした。

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指人形をそのまま大きくしたようなケロちゃん。お目々は塗料の手書きと、プラのくるくる動く目と、それぞれ違った味わいがありますよね。 

後ろを見ると、貯金箱なので後頭部にスリットが。首に見える黒と金色のリボンは、やはり塗料での表現です。銘のようなものは、特にありませんでした。 

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私的には、ケロちゃんは少し上から見下ろすと、余計に可愛く感じます。「ケロ、ケロ」と話しだしそうです。  

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 【おまけ】

連日寒いですね。北海道では、マイナス29度だとか‥‥。どんな寒さなのでしょう。想像もできません。1日も早く、冬将軍に立ち去ってほしいものだと思わずにはいられません。

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東京でも最高気温が7度の中、娘と小石川植物園へ行ってきました。もうベビーカーは完全に卒業し、一緒に歩いて園内を探検できるように。落ち葉の下に隠れていた小さなドングリや、おもしろい形の枝など、娘なりの発見を楽しく眺めています。大きな木を透かして、抜けるような青空を眺めていると、とても気持ちいいですね。 

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鯉の餌を買って池であげるのが、大好きな娘。餌を投げるのも、だいぶ上手くなりました。 

  

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あけまして、お芽でとうございます。

(『お芽でとう』は、私の母が年賀状に書いてくる文句で、何だか可愛らしいので、このブログでも毎年使っています。)

本年もよろしくお願いいたします。

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今回ご紹介するのは、ポストの形をしたブリキ製の貯金箱です。古いので少しはげていますが、いかにもポストらしい、濃い朱色の塗料で塗りあげられています。

金色の文字や模様はスタンプしたのか、つぶれてしまってちょっとわかりづらいですね。目を近づけて読んでみると、「貯金函」、「長野郵便局‥‥」う~ん、その先は読めないなあ。ちなみに左側面には、マルに囲まれた「宮尾製」の文字もありました。 メーカー名でしょうね。

大きさは、高さ110ミリ、幅75ミリ、奥行き50ミリです。裏面には壁に取り付けられるように、小さな穴があいており、底に鍵穴のような細長い穴があります。鍵を差し込むと、下の楕円の穴が開いたのでしょう。案外、凝ったつくりですね。

シンプルなデザインのポスト型貯金箱ですが、戦前という昔につくられ、わが家にいる不思議さを思うと、なんだか楽しくなります。

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ポストといえば、東京・大手町にあった"逓信総合博物館"が昨年8月に閉館しましたね。ポストの変遷など、郵便の歴史を調べるために、何度か通った博物館でした。

急速に変貌をとげている大手町で、ひっそりと取り残されたような逓信総合博物館が、このまま残ることはないだとうと思ってはいましたが、実際なくなると、やはり寂しいものです。

そういえば、渋谷にあった"たばこと塩の博物館"も閉館したような‥‥。これまた寂しいと思っていたら、墨田区に移転するそうで、現在休館中です。逓信総合博物館も縮小はしますが、"郵政博物館"として、やはり墨田区の東京スカイツリータウンへ移転するそうです。

‥‥あら? 私の好きな古いモノの歴史を展示してくれる施設が、墨田区に集中するということですか! これからは何か調べるにしても、便利でいいかもしれませんね!

 

【おまけ】

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新年は、毎年恒例の水郷にある神社へお参りに行きましたよ。利根川の近くに、小さな三峰神社と公園を見つけ、立ち寄りました。とてもいい天気で、娘も大喜び。なんといっても、東京は元旦は13度、2日も12度と気温が高く、おだやかなお正月でした。

心身ともに元気な年でありますように。みなさまにとっても‥‥。

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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