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No.203 ガラスの石蹴り4題

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少し子育てにも余裕ができたせいか、年末の大掃除というと大げさですが、手つかずだった引き出しの整理をはじめました。ほんのちょっとの間のつもりで、放りこんでおいた写真‥‥。結婚式のスナップや、友人に撮ってもらった写真などなど、7~8年前の写真などでてきたりして。

考えてみたら、この時期くらいから、デジカメで写真を撮ってパソコンに保存するようになり、プリントしてアルバムに貼るという行為をしなくなったのでした。なので、行き先を失った写真が、ぞくぞくとでてくるはめに。

このまま、放っておくのもナンなので、まだ使っていなかったぶ厚いアルバムに、順不同で入れること、4冊。古いのになると2002年ですか、11年間の自分の歩みをいっぺんに振りかえることができまして、外見の変化はもちろんのこと、洋服の好みやいろーんな変化を見せつけられて、おもしろいやら、「頑張ったねぇ」と声をかけたくなったり‥‥。楽しいひとときではありました。

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さて、今回ご紹介するのは、忘れられた写真たちと同じ引き出しに入っていた、石蹴りの石です。石といっても、材質はガラス。ずいぶん前に、ガラスが大好きな女性コレクターさんと一緒に求めたもので、いろんなデザインがあって、楽しいですね。こんなにキレイで可愛いと、蹴って遊ぶなんて、もったいなくて私には出来そうにありません。

上は猫さんで、直径60ミリ。 斜めに傷が入っているのが惜しいですが、招き猫のようにお座りした猫さんが彫られています。

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これは桜の花でしょうか、直径58ミリ。蹴らて遊ばれた「使用済み」のようで、擦った跡がついていますが、深みのある青い色が美しく、光に透かすと気泡もたくさんで、いつまでも眺めていたくなります。 

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こちらは、梅の花かな? 直径55ミリ。 ちなみに4つとも、表面はメッキをしたように、金色に輝いています。裏面にはメッキがなく、ガラスの生地のままでしたが、これは元からなのか、蹴られてはがれたのかはわかりません。

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最後は、なんとカブです! 直径60ミリ。葉の模様も細かくて、柔らかみまで伝わってきそう。

どれも似たような大きさですが、完全な円ではない、ちょっといびつな形が、なんとも愛くるしい感じがしますね。

 

【おまけ】 

娘を預かっていただいている、キッズルームの入口に置かれたクリスマスツリーのアップです。来年から幼稚園に行くので、今年で見おさめかと思うと、なんだかとてもさみしい気持ちになりました。

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そうそう、うちの娘、21日からお腹をこわし、1日に何度もトイレに行くことに‥‥。そのたびにお風呂に連れてゆき、お尻を洗い続けていました。だいぶよくなりましたが、小さい子供の病気は大変ですね。

おかげさまで、ロタウイルス、ノロウイルス、インフルエンザと看病してきた経験も手伝ってか、今回は度胸もつき、ドンと構えて面倒を見ているつもりです。 さて、2013年も残り4日となりました。風邪などひかないで(ぶりかえさないで)、新しい年を迎えたいです。

皆様も良い年をお迎えください。

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今回のお題は、ご覧のとおり縦65ミリ、横60ミリの小さな紙箱ふたつ。 商品名は、正面に大きく「教育時計」「学習時計」とありますが、側面にはそろぞれ「キューピーの教育時計」と、「キューピーの学習時計」と書いてあり、こちらが正式名称のようです。

骨董市で出会った時、パッと視界に飛び込んできたのは、やはり時計の文字盤に小さく描かれたキューピーさんでした。いかにも子供用と感じさせるキューピーさん、なんとも可愛らしいですね。

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箱を開けてみると、パッケージに描かれたとおり、12の数字の下に、キューピーさんが描かれた時計が入っていました。思った以上の可愛らしさ、これはぜひ手に入れなくては‥‥と、連れ帰ったのでした。

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時計の裏面はこんな感じ。中央のまるいツマミで、時計の針を動かします。箱の裏には、「1にち24じかん、1じかん60ぷん、1ぷん60びょう」の文字があり、いかにも教材といった感じです。

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もう1つの箱も開けてみると、上記と同じ、緑の枠の時計がでてきました。 箱が違うのですから、中味も違うと嬉しかったんですけど‥‥。ちなみに、それぞれ違う骨董市で出会いました。

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こちらの箱の裏はもう一つと違って、「ねん、くみ、なまえ」の書き込み欄が。そういえば、小学校のとき渡された教材には、どれもこの欄があったっけなあ‥‥。

 

【おまけ】 

故郷に帰ってきました。親が骨折入院しまして‥‥。4日の滞在で、バタバタと大忙しの日々でしたが、散歩途中の空の美しさには感動しました。幸い晴天に恵まれ、気温も高かったので、風邪をひくこともなく、娘も大好きな砂遊びをしたり、お見舞いに行った病院では、看護師さんたちに可愛がられてアイドル的存在になったりと、楽しそうでよかったです。

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島根半島の紅葉が、こんなにはっきりと見えたのは、かなり珍しい気がします。 

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それにしても、11月は入ったとたんから大忙しで、月末まで走り続けた感じです。 気がつくと12月‥‥。平成25年も残り1ヶ月となり、今週には忘年会もスタートしますし、まだまだ、しばらくは忙しそうです。

部屋にはクリスマスツリーも飾り、故郷でひろったまつぼっくりも飾りました。

そうそう、余談ですが、9年ぶりに晶文社の編集者さんに、偶然お会いしました。びっくり。『ガラクタをちゃぶ台にのせて』を発行した時、担当ではありませんでしたが、ずいぶん励ましてくださった方で、なんだか、時間の流れを感じて、じ~んとしちゃいました。

そして、このたび、この「ガラクタ共存記」は、200回を迎えることができました。のんびりと古いモノをご紹介してきましたが、読んでくださっている皆様に感謝です。ありがとうございます。今後も地道に、古くて楽しいモノをご紹介できればと思っています。

 

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コルゲンコーワのケロちゃん指人形が大好きな私ですが、それと同じくらい可愛らしくて、骨董市などで見かけると見捨てられないというか、ついつい手をのばしてしまう、素朴な人形があります。縁日で見られる、射的の的になった人形です。

出来もご覧のとおり、材質もそれなりなので、出会った時にはすでに欠けていたりするのですが、見ていると、気の毒な気持ちにもなってきて、何度となくつれて帰ってきたのでした。

このような射的の人形は、大正時代からあったそうです。素朴なものばかりでなく、もっと良いつくりの人形もたくさんありますが、私はこの見捨てられているような、わびしい存在の人形たちに惹かれてしまうのです。

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まずは、黒いクマさんとペンギンさん。クマさんは赤いリボンを締めてオシャレしていますね。ペンギンさんが真っ黒なのって、なんだか異様な気がしますが、色を塗るのが面倒だったのでしょうか? 高さはペンギンさん55ミリ。クマさん50ミリです。黒の中に黄色と赤がポイントになっていますね。

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次は、足の欠けた水色のぞうさんと、ピンクとグリーンという、斬新な色合いのフクロウさん、黄色いイヌさんです。高さは3つとも、ほぼ一緒で50ミリ。黄色いイヌさんは、似たデザインで貯金箱もあります。人気があったのでしょうか。そうそう、黒いクマさんの貯金箱も、どこかにあったと思います。 

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こうして横向きで並べて眺めてみると、なんだかボーッとした感じがして、可愛らしいです。

私は縁日や温泉場などで、射的をして遊んだ経験は、ほとんどないのですが、こんな人形たちがずらりと並んでいたら、やっぱり欲しくなって、トライしたように思います(打つのはかわいそうな気もしますが‥‥)。どこか線の崩れた、本当の意味で、「手づくり」という感じがするのに惹かれるのでしょうね。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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