玩具の最近のブログ記事

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今回ご紹介するのは、ちょうど水中花のように、水の中に入れて眺める金魚のおもちゃ。商品名は‥‥「幸福の金魚」!

縦58ミリ、横85ミリの小さな紙箱をひらくと、もしゃもしゃした詰め物に守られた、意外とリアルな大小2つの金魚が目に入りました。小さな鉛の重りからテグスが伸びて、金魚たちにつながっており、付属品として水草もついています。

水の中に入れたら、ユラユラとゆれて、テーブルの上にさぞかし涼しげな眺めをつくってくれそう。暑い夏には、もってこいの癒し玩具といえそうです。まさに「幸福」って気分でしょうか。 

表面には「MADE IN JAPAN」、箱のフタの内側にも、英語の説明書が‥‥。おそらく、輸出用だったのでしょうね。パッケージの絵も素朴な色づかいで、とっても魅力的です。

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それにしても、梅雨開け目前にして、天気が不安定な日々が続いていますね。暑かったり、寒かったり、私は体調管理にヘロヘロで、中耳炎からきたノドの炎症を治すのにも、1ヶ月以上かかってしまいました。

そんな中、娘は幼稚園の終業式を無事に迎え、長い夏休みに突入したのでした。娘は夏休みでも、親としては反対に、夏休みの子供の生活記録をつけねばならないなど、仕事が増えるありさま。

こんなガタガタしている日々ですが、先日10年ぶりくらいでしょうか。コレクターの大先輩とお電話でお話をしました。8月の骨董ジャンボリーには行かれるとのこと。びん博士はコンサートもされるとか。「さえきさんもぜひ!」と誘ってくださったのですが、さて、行けるかどうか‥‥。何とかがんばってうかがいたいのですけれど、うちの子がジッとしていると思えませんしね。

でも、不思議ですね。年齢もずいぶん違うのに、"古いモノ好き"ということでご縁ができ、何年経っても気兼ねなくお話ができるのですから。そうそう、先輩の息子さんが、ご自身の趣味に興味を持ってくれるようになったとか。よかったですね!  

 

【 おまけ 】

先日 娘と探検をしていたら、四つ葉のクローバーがたくさん生えているところを見つけ、大喜び。根こそぎ取ってしまうのは失礼なので、5枚だけつれて帰ることにして、残りはそのままにしておきました。

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大切に持ち帰った四つ葉のクローバーを、家に帰ってから黄色い紙を台紙にして、透明な下敷きにはさみました。子供の頃を思い出して、嬉しく、幸せなひとときでした。 

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もふもふとした毛の手ざわりもよさそうな、アシカ親子のぬいぐるみ。どちらかというと、無機質な可愛らしさの小物が好きな私は、この手のおもちゃはほとんど持っていないのですが、くりっとした愛くるしい瞳が訴えかけてくるようで(?)、つい手に取ってしまいました。

お母さんのほうが、鼻の先からおしりまで65ミリ、高さが50ミリほど。子供は長さ60ミリ、長さ45ミリ。いつもの小物たちと違って、生き物臭さがあるとはいえ、手のひらに乗るほどの小ささには変わりありません。いつごろのものかは、タグもないのでわかりませんが、40年ほどはたっているでしょうか。

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とはいうものの、考えてみれば、私はハムスターやカモノハシ、ヤマネといったたぐいの小動物が、割と好きだったりします。 その延長線上で、このアシカたちのような感じにヨワイのかもしれませんね‥‥。

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さて、このアシカ親子をご紹介しようと思ったのは、ある日、娘が2匹の存在に気づいたからです。

娘はどういうわけか、大小セットになっているぬいぐるみが大好きで、「お母さんアシカと赤ちゃんアシカ、可愛い~」と、すっかりお気に入りの様子。

古くてもしっかりとしたつくりのようで、毛も抜けることはなく、娘がちょっとさわるくらいは大丈夫です。私の好きな小物を、娘にも気に入ってもらえて、とても嬉しくなりました。言葉がわかるようになると、娘と過ごす時間も楽しみがますます増えてきたのでした。

 

【 おまけ 】

7月に入ったと思ったら、あっという間に1週間が過ぎてしまいました。7日の七夕はあいにくの雨でしたが、その前日、6日に自転車で、娘を連れて台東区の七夕飾りを見てきました。昨年に続き2度目です。

昨年同様、早朝に訪ねたので人通りはほとんどなく、その上夏らしくない肌寒さ、娘に長袖を着せたほどでした。昨年は暑くて、麦わら帽子をかぶせたのに‥‥。6月の暑さとは打って変わって、冷夏になってきたようですね。 

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真正面にはスカイツリーも見ることができ、シャッターの降りた浅草の商店街を、娘を乗せた自転車で通過して帰りました。 

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キレイな飾りつけ、お昼時には、ものすごい人であふれるんでしょうね。入谷の朝顔市も近いしね‥‥。

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娘は、幼稚園でも七夕飾りをつくってきました。 たんざくには「ケーキやさんになれますように」と先生の書いた文字が‥‥! 私が今まで聞いたこともない、娘が語った夢が書いてあります! 

もっとも、後で聞いてみると、どうやら同じテーブルの子たちの夢がみんな同じだったので、流れでいっしょのことを書いたようでした。ひこぼし、おりひめのお顔はニッコリと、4歳児にしてはなかなか上手に描けている(親バカかな)。そんなわけで、日々の成長ぶりも楽しみなこのごろなのでした。

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6月5日に梅雨入りしたとたん、東京は途切れなく雨が降り続き、洗濯物を外に干すこともかないません。その前は30℃越えの暑さが続いていたこともあって、心身ともになんとなーく疲れがたまってしまう昨今。

そんな雨降りの7日、根津にあるギャラリー・マルヒさんへ行ってきました。そうです、以前ちらりとお知らせしました、エキスポさんの個展を拝見しに行ったのです。 

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しっとりと雨に濡れた路面に、「MARUHI」さんの看板が出ていました。 

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看板の矢印にしたがって、狭い路地に入っていくと、軒先に丸に「ヒ」の看板が‥‥。 

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建物の懐かしい感じのする佇まいに、ちょっとほっとして。 

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年代を感じる木造家屋に感激しつつ拝見。窓ガラスに貼られているのは、どれもエキスポさんにあったモノたちです。 

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モノたちが、現物ではなく写真で展示されている様子に、これらがすでに想い出になってしまっていることを感じ、なんともいえない気持ちになります。 

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そして、奥には、火事の様子を写した写真と、黒く焦げたモノたちが‥‥。

店内の様子を見ると、いかに火の勢いが強かったのか、思い知らされました。

2月にお店にうかがった時に、「中を見て行く?」とオーナーに声をかけてもらいましたが、見ることができませんでした。でも、こうして写真で見ると、悲しいとか、ショックという気持ちよりは、なんともいえない迫力に、不思議な感覚になったものです。 

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火事にあわれてから4ヶ月、よくここまで整理し、形にされたと脱帽です。 

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エキスポさんに集められたモノたちは、今まで数多くのマスコミに取り上げられ、当時を伝える貴重な資料として活躍をしてきました。 

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帰り間際、オーナーとお話することができました。

「かえるちゃん、俺はコレクションの行く末を心配してきたけど、モノのほうから終わりを選ぶこともあるって、知ったよ」

「モノたちは、オーナーをおしまいの場所に選んだのですね」

「そう思うことにした」 

 

 

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入口には、復活を望むたくさんのメッセージが‥‥。 

 

最後になりましたが、一番上に載せた写真の金属のソファーは、この日求めたモノです。宝石箱なのですが、フタを開けると、鏡を取り付けた部分は熱で溶けて固まっていて、全体もススがつき、焦げくさい臭いも残っています。私はエキスポさんの形見として、つれて帰ろうと思いました。

思えば、エキスポさんとは20年以上のおつきあいで、行くたびに楽しくて、ついつい長居してしまう、居心地のいい空間でした。このソファーのように、ふわふわとした座り心地のいい場所という感じでしょうか。いつでも当たり前のようにあって、ずっと続いていくと思っていた空間‥‥。もっと訪ねておけばよかったと、今さらながら悔やまれます。

オーナー、Aさん、ありがとうございました。

感謝の気持ちをこめて、次の発信を待っています。 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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