文房具の最近のブログ記事
11月も終わろうとしているこの時期、子供が病気になりました。それも一つではなく、お腹の風邪に続いて、セキが止まらなくなり、その上今朝は「歯が痛い~」と泣くので、お医者様に連れて行ったら、なんと中耳炎。
少し前から、幼稚園では水疱瘡が流行していたことも手伝って、あわてて朝から小児科だ、耳鼻咽喉科だと駆けまわったので、もうこちらが倒れそうになってしまいました。さらに、来月のお遊戯会で父兄が歌う曲の暗記までせねばならず、次々とたたみかけられて、目がまわりそうでした。
そんな忙しいさなか、ふとガラスケースの中にいた、このお菓子の木型が目に入りました。そのくすんだ木の肌の色合いに、「ちょっと一息入れて、落ち着いてみたら?」とでも、私にいっているかのように感じられたのです...。
手に取ってみると、さらさらと目のつんだ木の感触と、ちょっと懐かしくなるような香り。そして、凛と背筋をのばしたかのように並んだ、硯や筆などの道具たちが彫られた雌型に、心洗われる思いがしたものです。
とにかく、気持ちを切り替えて頑張りましょう。今年も残りわずかです。いろんなことがあった1年でしたが、最後の日には、自分に「頑張ったね」といえるように。
片方の端に切れ目の入った、金属製の筒‥‥。錆が広がってしまっていますが、もとは金色にキラキラ輝く、高級感あふれるものだったことでしょう。金色が見えると、真鍮製のようにも見えますが、錆びていることからもわかるようにブリキ製で、金色は「キリンス」と呼ばれる、錆止め加工とのことです。
切れ目の下には、桜のマークと「櫻クレィヨン」、「實用」、「新案」の文字がプリントされています。短くなったクレヨンをはめて使った、ホルダーなのでした。ちなみに1本の長さ55ミリ。 赤みがかった色合いの桜が、錆びてもなお鮮やかで、ステキですね。
文字が見えづらいのですが、真ん中のキャップには「新案」の文字が‥‥。 小さくて、金色の部分が反射してしまうこともあり、私の安物カメラでは、うまく撮るのが難しいです。
この時代の小さな文房具は、可愛らしくて、意外と凝っている部分もあり、集めていると楽しくなりますね。‥‥って、いつも同じことを言っているような‥‥。
そういえば、娘もクレヨンで遊ぶのが大好きで、絵を描くのも、塗り絵もクレヨンです。気がつくと、赤色だけがずいぶん短くなっていました。子供のころって、なぜか赤系の色にひかれますよね!
【 おまけ 】
最近、特に気に入って身につけているモノをご紹介します。
左は、ギベオン隕石のリング。右は、富士山の溶岩石ブレスレット。なんでも昭和58年5月25日以降に、山梨県南都留郡鳴沢村にて採掘された溶岩石だそうです。私とは相性が良く、身につけていると、何か元気が出るようで、いつも連れて歩いているのでした。隕石に溶岩! 宇宙と火山が由来のものだなんて、いかにもパワー強そうですよね。
余談ですが、先週は何十年ぶりかで、中耳炎になってしまいました。病院通いが続いた上に、娘の幼稚園ではプールがスタートしたこともあって、水着の洗濯・乾燥も毎日、以前からのお弁当づくりも引き続きなので、実にハードな日々‥‥。
感激したのは、プール初日に先生が「プールには水の神様がいるから、入る前にお清めをしました」といわれたこと。こういう謙虚な気持ちって、大切ですよね。