ガラスの最近のブログ記事
ご紹介するのは、手のひらにすっぽり収まってしまう、直径35ミリの小さなガラスの器。浅い円錐形で、貝のようなグルグル渦巻き模様がステキです。
少しグリーンがかった、ブルーのような美しい色合い。古いガラス製品には定番の、ポツポツと小さな気泡が見られるのも、実にチャーミング。
この器は、ベーゴマに似た形をしていますよね。ガラスのベーゴマというと、物資が不足した戦時中にもつくられたことがあるそうですが、こちらは、へこんだところに砂糖菓子を入れて固め、断面を舐めて食べた、駄菓子の一種の空容器と思われます。ペロペロと舐めたことから、そのまま「ペロペロ」と呼ばれていたそうです。
「ペロペロ」のガラス器は、ベーゴマに限らず、お皿やコップなど、いろいろなバリエーションが楽しめるので、コレクターの方も多く、とても人気があります。検索していただくと、多くの方がご紹介しておられ、中には海岸で発見される方もいたりして、いいなぁと思ったり‥‥。
食べ終わったあとに器を捨てることなく、ままごと道具などのオモチャとしても遊べるというあたりが、当時の子供に好まれたのでしょうね。
【おまけ】
先日もお話しした、上野松坂屋南館6階にあったオモチャ売り場、残念ながらお別れとなってしまいました。
終了直前とあって、「売りつくしセール」の貼り紙も。娘とよく通っただけに、さみしさがこみ上げてきます。
娘が本当にお世話になりました‥‥。店員のお姉さんたち、どうもありがとう!
少し子育てにも余裕ができたせいか、年末の大掃除というと大げさですが、手つかずだった引き出しの整理をはじめました。ほんのちょっとの間のつもりで、放りこんでおいた写真‥‥。結婚式のスナップや、友人に撮ってもらった写真などなど、7~8年前の写真などでてきたりして。
考えてみたら、この時期くらいから、デジカメで写真を撮ってパソコンに保存するようになり、プリントしてアルバムに貼るという行為をしなくなったのでした。なので、行き先を失った写真が、ぞくぞくとでてくるはめに。
このまま、放っておくのもナンなので、まだ使っていなかったぶ厚いアルバムに、順不同で入れること、4冊。古いのになると2002年ですか、11年間の自分の歩みをいっぺんに振りかえることができまして、外見の変化はもちろんのこと、洋服の好みやいろーんな変化を見せつけられて、おもしろいやら、「頑張ったねぇ」と声をかけたくなったり‥‥。楽しいひとときではありました。
さて、今回ご紹介するのは、忘れられた写真たちと同じ引き出しに入っていた、石蹴りの石です。石といっても、材質はガラス。ずいぶん前に、ガラスが大好きな女性コレクターさんと一緒に求めたもので、いろんなデザインがあって、楽しいですね。こんなにキレイで可愛いと、蹴って遊ぶなんて、もったいなくて私には出来そうにありません。
上は猫さんで、直径60ミリ。 斜めに傷が入っているのが惜しいですが、招き猫のようにお座りした猫さんが彫られています。
これは桜の花でしょうか、直径58ミリ。蹴らて遊ばれた「使用済み」のようで、擦った跡がついていますが、深みのある青い色が美しく、光に透かすと気泡もたくさんで、いつまでも眺めていたくなります。
こちらは、梅の花かな? 直径55ミリ。 ちなみに4つとも、表面はメッキをしたように、金色に輝いています。裏面にはメッキがなく、ガラスの生地のままでしたが、これは元からなのか、蹴られてはがれたのかはわかりません。
最後は、なんとカブです! 直径60ミリ。葉の模様も細かくて、柔らかみまで伝わってきそう。
どれも似たような大きさですが、完全な円ではない、ちょっといびつな形が、なんとも愛くるしい感じがしますね。
【おまけ】
娘を預かっていただいている、キッズルームの入口に置かれたクリスマスツリーのアップです。来年から幼稚園に行くので、今年で見おさめかと思うと、なんだかとてもさみしい気持ちになりました。
そうそう、うちの娘、21日からお腹をこわし、1日に何度もトイレに行くことに‥‥。そのたびにお風呂に連れてゆき、お尻を洗い続けていました。だいぶよくなりましたが、小さい子供の病気は大変ですね。
おかげさまで、ロタウイルス、ノロウイルス、インフルエンザと看病してきた経験も手伝ってか、今回は度胸もつき、ドンと構えて面倒を見ているつもりです。 さて、2013年も残り4日となりました。風邪などひかないで(ぶりかえさないで)、新しい年を迎えたいです。
皆様も良い年をお迎えください。