ガラスの最近のブログ記事

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蠅の季節、いえ虫の季節がやってきましたね。散歩の途中で、不忍池のまわりを自転車で走りぬけると、虫柱(?)に突入することも増えてきました。今年は寒い日が長く続いた分、春を待ちかねた植物や虫などの生き物たちが、いっせいに活動をはじめたって、感じがしています。そうそう、初蟻を見たのはいつだっけ。確か手帳に書いたはず。ありました。4月9日でした。娘が毎回散歩で蟻を探すので、蟻はいつでてくるのかと、待っていました。だって、「アリさん、いないね~」といつもいうんです。見つけた日は、嬉しそうに「アリさん、ばいばい」と手を振っていました。

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今回ご紹介するのは、蠅とりビン(全長165ミリ)です。わりとよく知られたモノですから、ご存知の方も多いと思いますが、ビンの内側に砂糖水や味噌汁など、蠅の好む液体を入れておき、蠅が上の穴から入ってくると、うまく出ることができず、溺れて死ぬという、害虫対策グッズです。無色透明なビンは、結構見かけるのですが、このビンは、絵柄が書いてあるのがポイントです。 

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それも、下半分は擦りガラスになっているので、死んだ蠅が見えにくいというのが素晴らしいですね! 書かれた絵柄は、近江の水郷を連想させる葦の葉と和船です。夏の暑い日に、窓際に置いてあったら、風情がある、なんともステキな蠅とりビンだと思います。

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赤いラベルも貼ってあり、「特許願・TOYO HAIKATORIKI」、「T.Y」と書いてあり、「特許願」は右横書きで書いてありました。 

 

 

気になる街角 *平成24(2012)年 お花見レポート④*

 4月24日の小石川植物園です。次々といろんな種類の桜が咲いていました。

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一面の緑に、娘はちょっと驚いたようでした。

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No.111でご紹介しました、4月10日の桜の木は、緑が美しくなりまして、まったく違う景色のようです。

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来年も、美しい桜を眺めることができますように‥‥。

 

おまけ

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キッズルームで、ほとんど先生がつくってくれた鯉のぼり。娘は糊をぬったとか。近所でも、大きな鯉のぼりを何ヶ所かで見ることができ、「きんぎょ~」と嬉しそうに手を振る娘です。

5月5日は、菖蒲湯も入りました。今年1年の無病息災を願って‥‥。

  

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今回ご紹介するのは、玩具です。その名も"投下爆裂弾"。なにやら物騒な商品名ですが、気泡がたくさんつまったガラス製の爆裂弾なのです。どんなシロモノかというと、ご覧のとおりいたってシンプルで、砲弾の形をしたガラスにタコ糸が巻かれ、糸の先には、旭日旗が描かれた尾びれのような紙が付いていて、裏面に、「實用 川口製 玩具 投下爆裂弾」と書いてあります。

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ガラス砲弾の直径は35ミリ、横幅15ミリ。タコ糸をゆるめると、上下二つに分かれるようになっています。遊び方は、紙火薬をガラスの間にはさんでからタコ糸を締めて、上に放り投げ、地面に落ちた衝撃で、火薬がパンと鳴るのを楽しんだそう。落ちた時にガラスが粉々にならなかったのか、気になるところです。

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ちなみに、私は遊んだ経験はありませんが、紙火薬をはさんで投げる爆弾のおもちゃは、戦後もプラスチックや金属でつくられたものが、駄菓子屋で販売されていました。駄玩具を扱った本でもよく紹介されていますから、覚えている方も多いのではないでしょうか。

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私的には、細かい気泡がたくさん入っている、とろ~んとしたガラスに魅力を感じます。ガラスの玩具は人気があるので、骨董市で、投下爆裂弾と出会った時も、複数出たのですが、すぐになくなりましたよ。

 

気になる街角 *平成24(2012)年 お花見レポート③*

4月10日の小石川植物園です。桜は満開。時折吹く風で、花びらが雪のように舞います。娘は「雪だ~」と大喜び。

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この日は、ふだん静かな公園も、たくさんの人で大賑わいでした。 

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本当に見応えがあります。 

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昭和14(1939)年に竣工された植物園本館も、桜の花が嬉しそう‥‥。このステキな建物の設計者は内田祥三さん。安田講堂など東京大学構内の多くの建物の設計者でもあり、特徴的なデザインは「内田ゴシック」と呼ばれたそうです。

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ただただ、きれい‥‥。 

 

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今回ご紹介するのは、今の季節にぴったりの1品。桜マークのエンボス入り哺乳瓶です。思えば、この不思議な形のビンが哺乳瓶だと知ったのは、いつ頃だったでしょう。最初に見た時は、尿瓶かと思ってしまい(本当にスミマセン)、ずいぶん小さいなぁと思ったりして‥‥。哺乳瓶だとわかってからは、いろんなデザインがあることに驚き、欲しいと思ったのですが、結構お値段がしたので、あきらめたこと数知れず。

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でも、この哺乳瓶は特別なんです。だって、とても小さいの。どれくらい小さいかというと、No.82でご紹介した、高さ22ミリのKBKビンと、高さ63ミリのインク瓶と一緒に撮影してみましょう。ね、とても小さくて、可愛らしい哺乳瓶でしょう。ビンに描かれた、大きな桜マークもステキですよね~。

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全長55ミリ。 横幅が33ミリです。

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裏面には「MADE IN JAPAN」の文字が‥‥。 

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求めた骨董屋さんによると、この哺乳瓶は、イギリスはロンドンの"ジュビリーマーケット"の中で、ビンばかり売っているお店に並んでいたそうです。たくさんのビンにまじって、桜マークを見つけた時は、とても嬉しかったと話してくれました。

なんでも、ビンばかり売っていた業者さんが、東京に来た時に、まとめて古いモノを買った中に、この哺乳瓶が入っていたそうで、他には輸出用のビスクドールなどがあったとか。なので、輸出用の人形遊びの哺乳瓶ではないか?とのことでした。つまり、この哺乳瓶は、小さいながらも東京からイギリスへ渡り、再び日本へ帰ってきたのでした。 ちなみに、求めたのは平成6(1994)年です。

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小さいながらも、ちゃんと立ちます。

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今にも割れてしまいそうな薄いガラスで、 気泡もポツポツ。

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手づくりの小さな紙箱に入って、私のもとへやってきました。 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ご案内 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

輸入・廃盤文房具の発掘メモのたいみちさんが、高円寺のハチマクラさんにて、
「taimichi×hachimakura 古文房具の魅力展」を開催されるそうです。
以下の"子供文鳥クレヨン"など、たいみちさんのコレクションですよ~。
興味のある方は、ぜひぜひ行ってみてください。
  

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 ★期間★4月21日~5月6日 (月・火は定休日) 

 ★時間★13:00~21:00 (最終日は19:00まで)

行きかたなどはハチマクラさんのサイトをご覧ください。

 

 

気になる街角 *平成24(2012)年 お花見レポート①*

4月7日(土)早朝の不忍池です。寒気の影響で、気温6度。寒い~。でも、すでにお花見の場所取りはスタートしていました。

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この時期の東京って、本当にきれいです。

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今年のお花見は、何ヶ所まわることができるかな。 

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娘も桜を指して、「さくら~」といえるようになりました。 

  

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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