特別親しいわけではないけど、どう考えても"縁" があるとしか思えない、不思議な骨董屋さんがあります。それが"ANTIQUE 道具屋 福や"さんです。
今回は、ANTIQUE 道具や 福やさんからつれて帰ったモノ3点を、前篇、後篇の2回にわけてご紹介したいと思います。
まず1つは、ガラスの金魚です。よくあるモノなのですが、ひさしぶりの出会いに、嬉しくなってつれて帰ることにしました。そうそう、肝心なANTIQUE 道具や 福やさんの場所ですが、栃木県の宇都宮にあります。そもそも、このお店と出会ったのは、5年前の平成19年7月のこと。 偶然見つけたお店でした。
それが、2年後の平成21年に、たまたま訪れた大田区の雪谷大塚で、同じ店名の骨董屋さんを見つけ、宇都宮のお店と姉妹店だと、店主にうかがった時は、どれだけ驚いたことか! 宇都宮と大田区にあるお店を、2店とも偶然見つける確率って、すごいと思いませんか? 今でも不思議な気持ちになります。
このたび5年ぶりに宇都宮を訪れ、二荒山神社へお礼参りと方位取りをすることができました。前回同様、くるりと街をまわったのですが、5年前に比べると、シャッターのしまったお店や駐車場が目立ち、宇都宮という大都市でも不景気なのだと、あらためて思わされました。正直いうと、ANTIQUE 道具や 福やさんも「まだやっているかな?」(ごめんなさい!)と思いながら立ち寄ったのですが、お昼前だというのに、きちんと営業しておられ、感激して店内に入りました。
さて、ガラスの金魚に話を戻しまして、ガラスのゼリー型って、いろんな種類があり(No.131参照)、人気がありますから、この金魚も人気モノのひとつです。それも、金魚だけでも何種類かあります。 厚手のガラスに気泡がいっぱい。中央には黒いゴミらしきものまで入っていたりして。少々雑なつくりではありますが、そこもご愛嬌。可愛らしい金魚なのです。大きさは、頭から尾っぽまで70ミリ。高さが25ミリです。ウロコも細かく表現されており、ボーッとした表情の、なんともノンキな感じのする金魚なのです。
ひさしぶりにお店にうかがえて、とても嬉しかったです。‥‥店内の撮影は、お願いしたら撮らせてもらえたと思うのですが、お客様がいらしたので遠慮しちゃいました。
後編につづく