ガラスの最近のブログ記事

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今回ご紹介するのは、日本のモノではありません。イギリス製の"セロリバース"です。天沼寿子さんが書かれた『心地よい暮らしをつくる カントリーアンティーク』(集英社be文庫)を読んで知り、なんでも、セロリを葉っぱのついたまま立てて、食卓でポリポリ食べる時に使う花瓶だそうで、昔の日本の食卓では考えられない食器ですが、そこがまたオシャレというか、かっこいい気がしたのです(書籍の中では、セロリーベイズと書かれていますが、私が求めた時は、セロリバースといわれたので、こちらでご紹介します。セロリベースともいうそうです)。思えば、フランスパンやセロリって、紙袋から見えていると、かっこいいって子供の頃思っていました。セロリを食べる姿も、かっこよく見えたけど、食べてみると、期待したほど美味しくなく、ガッカリした記憶があります。なので、わが家にやってきたセロリバースは、セロリじゃなく、お花を生けているのでした。薄紫色をした、美しいガラスの器で、重さもあるので、倒れることもなく、お気に入りなのです。

この写真は、娘の雛人形を飾った時に、お花を生けて、やっぱりステキだなぁと撮影したものです。早すぎるといわれそうですが、懐かしい気持ちになったので、ご紹介しようと思ったのでした。だって、今より部屋が片付いていました。この頃は、娘がハイハイができるようになったばかりで、部屋をちらかすなんてことはなく、ずいぶん楽だったなぁ(遠い目)。今では娘が歩くたびに、さまざまなモノが床に置かれたり、すき間に詰められたり、「なんでここに、こんなものが?」と思うこと、1日のうちに数知れず‥‥。まぁ、見ていると、おもしろいんですけど、部屋の中は、整理整頓という言葉はありません。娘の手が届かないように、どんどんモノが上に積み上がり、部屋の撮影なんて、する気にもなりませんし、そういえば、お花もずいぶん買っていないなぁ。台所にいると、娘が音もなく背後に立っていたりして、「びっくりするでしょ~!」なんて、朝から大騒ぎ。思い起こせば、ちょうど昨年の今頃、今まで寝たきり(?)だった娘が、首がすわってきて、夜中にガバッと頭を起こした時も、びっくりしましたが、赤ちゃんの成長って、想像以上に早くて、日々勉強してます。

 

 気になる街角 

< 本郷館 その4 おしまい>

文京区シビックセンターの展望ラウンジから、本郷館方面を撮影してみました。赤い大きな屋根がおわかりになるでしょうか。あれが本郷館です。

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下の写真では、赤い屋根はもうありません。どれだけ大きな建物だったのかが、よくわかります。壊すのに1ヶ月はかかるとのことでした。長い間、お疲れ様でした。

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骨董ジャンボリーの翌日、7月23日、日曜日は、案の定、身体のあちこちが痛みました。10キロ近い娘を抱っこしながら長時間歩くには、もう若くないよなぁと、しみじみ思いつつ、このくらいの痛みなら、かえって動いたほうがいいかも‥‥なんて思ったりして。逆治療法ってありますよね。ひさしぶりに大きな骨董市へ行ったせいか、身体はさておき、気持ちは晴れ晴れといった感じの私は、少し前から門前仲町までの行き方を、頭に入れていました。この日も気温は28度とちょうどいいし、わが家からの距離としては、浅草より遠いのですが、坂道がないぶん楽チンなはず。のんびり自転車をこいでいけば、たどり着けると思いました。

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46-4.JPG毎度のごとく、早朝、といっても7時ですが、出発しました。日曜日の東京は、車も人も少ないのがいいんです。もちろん、自転車好き(?)の娘も一緒に。浅草方面の下町風景と違って、オフィス街の大きな四角いビルを、不思議そうに見上げる娘と永代通りを走りながら、左手に日本橋水門を見つつ、東京は知れば知るほど、奥の深い土地だと感心していたら、見えてきました。永代橋が! う~ん。大きい! 実にカッコイイ橋です。隅田川って、もっと遠い印象があったのですが、こうやって、自転車で渡ることができると、身近に思えるから不思議です。隅田川といえば、架かかっている橋たちは、どれも形が違い、立派です。公共の橋なのだから、同じ形でいいように思いますが、ひとつひとつデザインして、特徴をつけたあたり、見事というか、さすがだなぁと思うのです。そして、どの橋も関東大震災跡の復興橋です。大きく立派な橋が架かるたびに、前進していくような力強さと、たのもしさを、誰もが思いながら眺めたのではないでしょうか。ちなみに、永代橋は隅田川の河口に位置していることから、門のイメージでデザインされたそうです。また、永代橋は男性をイメージし、となりの清州橋は女性をイメージしてデザインされたとか。

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 ついでといってはなんですが、戦前の永代橋と清州橋の絵葉書がありますので、ご紹介します。橋って、丈夫ですね。色は違いますが、形は昔も今も変わりません。

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そんな永代橋を渡り、到着したのは富岡八幡宮骨董市。今年の1月に来て以来です。あの頃は、出かけるだけで、ものすごく勇気が入りました。娘は小さくて、いつ泣きだすかわかりませんでしたから。それが今では、つたい歩きと高速ハイハイが上手になり、「ナイナイ、バ~」と話します。本当に成長の早さに驚かされています。

‥‥と、話が横にそれましたが、今日は骨董ジャンボリー最終日なので、そちらに出店しておられる方も多いのか、お店の数は少ない気がしました。くるりとまわったのですが、ピンとくるモノに出会えず、残念(昨日散財しているから、内心ホッとしたりして)。そうそう、意識したモノがありました。以前ご紹介した、"こけし郵便"です。お値段的に手がでなかったのですが、種類がたくさんあり、こんなにあるんだって感心しました。でも、過去に何度も来ている富岡八幡宮なのに、よく見ると、本殿は個性的な形をした建物なのですね。あまり見ないつくりだと思うのですが‥‥。なにはともあれ、目的達成。来れたことに満足して、のんびり帰ったのでした。

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さて、今回ご紹介するのは、ガラスでできた戸滑器です(白い陶製のモノもひとつ混じっていますが)。ひっくり返して並べてみると、形が橋に似ていると思いませんか? ずらりと縦に並べたのは、隅田川に架かった橋をイメージしたのですが‥‥。ちょっと強引でしょうか。これらは、いわゆる"代用品"と呼ばれるモノで、戦時中、物資が不足したために、それまで金属でつくられてきた戸滑器や戸車が、ガラスや陶器、木などで代わりにつくられたのです。ガラスでできた戸滑器は、色合いがとてもきれいで、形もさまざま。意識しているうちに、ポツポツと手元に集まってきました。

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戸滑器の中には、「新案特許」、「特許」、「2」などの文字も入っており(文字が小さすぎて、私には撮影できませんでした)、貼られた紙には「特許 伊丹式戸滑器」と書いてありました。当時の引き戸の開け閉めを、この小さなガラスの戸滑器たちが、手伝っていた様子を想像すると、なんだか愛おしく思えますが、強度は大丈夫だったのでしょうか。あまり頻繁に開け閉めすると、マズイように思うのですが。ちなみに濃いブルーの戸滑器で、横の長さが58ミリです。小さいので、集めても場所をとらないのはいいですネ! 陶器でつくられたモノは、"時のかけら~統制陶器~"でも、『戸滑り』と題して、2006年9月に紹介しておられます。不安に思った強度に関しても確認しておられ、案外丈夫で、使用できたそうです。また、『戸車』も紹介しておられますが、これは形が可愛くていいです。それにしても、代用品の戸滑器といえど、いろんな種類があるのにビックリです。それだけ需要があったということなのでしょうか。

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「さえきさん、私にとって、この本は、今まで思ってきたことの集大成であり、理想の本なのです。これが完成したら、私、もう、いつ消えてしまってもいい、というくらいの思いでつくっているのです」と、庄司さん、いえ、びん博士は、私の目を見て話されました。
「またまた、消えるだなんてやめてくださいよ。でも、集大成ですか。凝ったつくりの本ですね。おもしろそう‥‥」
「いやぁ、そういっていただけると‥‥。読んでくださった方の中には、昔の言葉が多くて読みづらいといわれたりもしますが、この本は読むんじゃないんです。心で見て感じるんです」びん博士の独特の口調に、思わず笑ってしまいます。
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骨董ジャンボリーの会場で、入口近くにお店を構える、びん博士と何年ぶりかにお会いしたのに、不思議ですね。いきなり普通の会話からスタートです。お店には、びんも並んでいますが、私にとって今回の主役は、びん博士が熱く語られた本です。もちろん買いました! タイトルは『原色日本壜圖鑑』。びんの本をつくっているという噂は聞いていたものの、ようやく実物を見ることができました。紺色の厚手の表紙に、箔押しされた銀色の文字が、なんだか、とても懐かしい感じがして、昔からあった書物に出会えたような、そんな錯覚を感じさせてくれます。穴を開けて、新刊がでるたびに綴じていくというスタイルも、収集家のハシクレ(?)としては、ワクワクするつくりです。もちろん、穴を開けずに、興味ある1冊だけ、お手元に置かれるのも大丈夫です。思えば、昔の本にとって、"原色"、いえ"カラー"って、とても貴重でした。本に写真を載せること、それもカラー写真を載せることは、お金も手間もかかって、大変なことだったのです。だから、わざわざタイトルに"原色"とつけて、見る人に「カラーありますよ」って、宣伝したといいましょうか、それくらい価値がありました。そんな価値ある『原色日本壜圖鑑』は、現在までに3冊発行されています。
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第0巻【はじめに】では、壜との運命の出会い、図鑑が好きだった少年時代の話にはじまり、最初に出会った壜の紹介や、その壜の背景にある素性など、詳しく紹介してあります。
第一巻【イヒチオールびん篇】では、複数のイヒチオールびんを原色で紹介しながら、会社や製造者の写真を交えて、素性などを細かく書いておられます。
第二巻【育蠶活桑器びん篇】では、育蠶活桑器びんの原色写真は、もちろんのこと、実用新案登録されたびんたちの登録内容まで掲載してあり、びんのこともよくわかりますが、日本で、これらのびんが産まれるまで、いかに蚕が飼育され、産業として栄えてきたかを、うかがい知ることもできます。
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以上、どの本もびんを通して当時の世相までわかる、単なるびんの本ではない、日本の壜図鑑なのでした。それも、大半の部分が手づくりだというからスゴイです。ページをめくると、薄手の紙の次に、その本の主役となるべく、びんの写真が1枚貼ってあります。本文中の原色写真は、印刷されていますが、最初の1枚だけは、ていねいに切り貼りされているのです。お店でお手伝いをなさっていたWさんが、1枚1枚貼られたそうで、「すみません。よく見ると曲がっているかも」と、手渡してくださったのが印象的でした。もちろん本文のデザインも凝っていてステキですし、本誌の表紙の文字だけ活版印刷というのも見逃せません。実にこだわっていますね。次回は「神薬」のびんで、前篇、後篇と2冊になるそうです。神薬びんは、はじめて見た時、商品名で感激し、美しいブルーの色と、小さな可愛らしい形のびんに、大好きになりました。種類も多く、私は数本しか持っていませんが、とても楽しみです。
45-6.JPGそして、これまた、ずっと気になっていたCD『壜博士の"ボトル・フラグメント"』(歌詞、作曲、歌、演奏 庄司太一)も、ようやく買うことができました。庄司さんの歌は、何度か聞いたことがありますが(その31その32参照)、家に帰って、「大きなび~ん。小さいび~ん」と、独特の歌声を聞いていたら、どういうわけか、NHKの幼児番組『いすのまちのコッシー』という、人形劇が頭に浮かんできたのです。どんな内容かというと、椅子の街で暮らす、いろんな種類の椅子たちが、人間関係ならぬ椅子関係の中で、悩んだり、遊んだり、学んだりしながら成長していく話で、この人形劇、椅子じゃなくて、びんでもいいかも‥‥と突然思ったのでした。びんもいろんな種類があって、立場(?)があって、物語にするのは悪くないと思ったのです。形は単純だし、"容器"って掘り下げると深いと思います。もちろん主題歌は、びん博士で‥‥。なんて、そんな世界を想像(妄想)してしまうほど、びん博士の歌は、ストーリー性が高いと思うのです。当然、9曲すべてびんの歌です。
45-7.JPG庄司さんの低い声に安心したのか、もぞもぞ暴れていた娘は、ストンと眠りに落ちました。これは帰るチャンスです。慌てて出口に向かうと、主催者のお1人である竹日忠芳さんと、以前からお世話になっている業者、Mさんにお会いしました。みなさん、本当にお元気そうで、パワフルに頑張っておられます。私も頑張らなくっちゃ!と思い、ご挨拶をして会場を出ました。ここから、有明駅までが遠いんですよね。寝ている娘は、重い。重い。でも、今のうちに電車で行けるところまで行かなくては。有明駅について、ビックサイトに向かって写真を撮りました。何度も見てきた景色なのに、今までとは少し違う感じに映ります。幸い娘は1時間ほど寝てくれまして、起きたのは家の近くでした。「今日はありがとう」と頭をなでると、ニカッと笑いました。

追記:いつもはカタカナで"ビン"と書くのですが、びん博士は、"びん"または"壜"と書かれるので、同じように書きました。それと、あと3つ小さいモノをつれて帰ったのですが、それらは下調べが済んでから、ご紹介しするとして、2011年夏の骨董ジャンボリーのお話は、ひとまず終了したいと思います。

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今回は、ひさしぶりに、びん博士と奥様にお会いできたお祝い(?)として、長年うちにいるビンをご紹介します。"東京淀橋 萬歳商會謹製"の"萬☆歳"、"BANZAI"と、右横書きで描かれた、高さが273ミリ、底の直径が58ミリの細長いビンです。バンザイマスクに続く、バンザイビンですね! なんともメデタイ感じがします。飲料水のビンだと思うのですが、なにが入っていたのでしょう。よく見ると、昭和初期の空気、アワアワがたくさんあって、魅力的なビンなのです。

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ご案内

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手づくりの本といえば、串間努さんがつくっておられるミニコミ誌を忘れてはいけません。タイトルは『旅と趣味』。"昭和娯楽の総合趣味誌"と書かれるだけあって、ものすごく濃い内容の、読むと達成感が得られる趣味誌です。それも、表紙や誌面に、昔のラベルや袋などが、そのまま貼ってあるのです。作業の様子を想像するだけで、深く頭を下げたい思いになります。実は、私も参加させていただいてます。『御朱印収集の旅』と題しまして、今回は江戸五色不動について、書きました。そのほかの内容は、あらためてご紹介しますが、今回は緊急告知をしたいと思います。

来たる8月14日、日曜日、東京ビックサイトで開催される、超有名なコミックマーケットに、このミニコミ誌&バックナンバーを持って、串間努さんが参加されます。

☆場所は、東2ホール Oの58aです。

また、まぼろしチャンネル管理人でもある刈部山本さんも、新刊『戦跡商店喰い』を持って参加されます。お2人とも同日です。コミケには、アニメ以外にも、さまざまな物事を研究したり、調べてまとめたミニコミ誌が、たくさん並びます。興味のある方は、ぜひ!

☆場所は、東"R"-11b「ガキ帝国」です。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

さえきあすかの本

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