ガラスの最近のブログ記事

44-1.JPG

44-2.JPG

骨董ジャンボリーに、はじめて出店される業者さんがいました。私にとっても、初顔合わせの方です。なんで知っているのかというと、このお店はオンラインショップもやっておられ、お買い物をしたことがあるからです。それで、「今回はじめて骨董ジャンボリーに出店します。よろしければいらしてください」とご案内をいただき、行くことができたら、ご挨拶をしようと思っていました。お店の名前は、"あんてぃーく・かのん"。京都にある骨董屋です。同じくオンラインショップをやっておられる骨董屋のリンク先から、お店を知り、その後"古道具屋Kanonさんちのはるちゃん日記"を読んで、のどかな山間の風景や、賢そうなワンちゃんと、こまごましたモノが並ぶ店内の様子に、いつか行きたいなぁと思っていたのです。

44-3.JPG

 

44-4.JPG

あんてぃーく・かのんにて、なにを買ったかというと、ガラスの鉢です。それも2つ。入れ子になっているモノで、ハートがぐるりと全体に描かれた、なんとも可愛らしいデザインの鉢なのです。この鉢は人気があるので、書籍に紹介されたり、以前何度か見かけたりしたのですが、実は、ハートって少し苦手な柄でした。自称「マイナー嗜好」の私にとって、ハートという可愛らしいデザインは、自分には似合わないと思っていたのです。ところが、子供ができると変わるというか、似合うか似合わないかは別として、ハートに星、お花などの定番ともいえる可愛らしいデザインが、自然に視界に飛び込んでくるから、不思議なものです。そんな気持ちの変化に、首をかしげていたところへ、このハート鉢の登場です。2日ほどガマンして、注文しちゃいました。わが家に届いて箱を開けてみると、想像した以上に可愛らしく、サクランボを入れて撮影すると、ますますイイ感じ。しっかりとしたつくりなので、扱いやすく、すでに何度も活躍しています。活躍している器といえば、先日護国寺からやってきた、コウモリの鉢が、想像していた以上に使いやすいのです。今一番使っているかも知れません。実にイイ出会いでした。
44-5.JPG

さてさて、会場でお会いした、あんてぃーく・かのんのKさんは、とても優しそうな女性でした。「はじめまして」とご挨拶。なんでも、はじめての出店で、商品を並べるのが大変だったご様子(後日、ブログを読んだら、トイレもなかなか行けなかったとか)。ゆっくり見たいと思ったら、娘がぐずぐずいいだし、あっというまに退散となりました。すみません。あの超短時間は、挨拶といえたのでしょうか‥‥? 次回お会いできた時には、きちんとご挨拶したいと思います。

なにはともあれ、私の中のノルマ達成(?)ということで、再びTさんのもとへ戻って休憩。娘は下に降ろすと、ガラスケースに興味しんしんで、触るから叩くへ。「ひぃ~!」Tさんもケガをしないようにと、モノを移動してくれます。これから歩きだしたら、いったいどうなるんでしょう。しばらく屋内の骨董市は、やめたほうがいいかも知れません。私の心臓がモチマセン。

 

気になる街角 
<本郷館 その2>
44-6.JPG

44-7.JPG

44-8.JPG

7月30日、午後2時過ぎのこと。どんよりと、上空にはりついていた雲が、1時間ほど、すっといなくなり、ひさしぶりに青空が見えました。せっかくですから、青空の下に建つ本郷館を撮影したいと思い、娘を抱っこして自転車で出発。しばらく眺めていると、たくさんの鳩が、上空を旋回をはじめたのです。上手く撮影できなかったのが残念ですが、とても美しい景色だと思いました。鳥たちから見れば、100年ここに建ってきた本郷館は、この土地の、大きな目印だったに違いありません。仕方がないこととはいえ、そんな目印がなくなってしまうと、鳥たちも寂しいでしょうね。

44-9.JPG

44-10.JPG

 

そして、8月4日木曜日、大量の畳が出されはじめました。

44-11.JPG

44-12.JPG

人気ブログランキングへ  

40-1.JPG

40-12.JPG

40-2.JPG

郵便局へ行くと、いろいろな種類の切手を売っています。その中に、アニメの『ベルサイユのばら』切手があったのには、ビックリ。思わず「こんなところにオスカルが!」って、つぶやいてしまいました。子供の頃、テレビにはりつくようにして見ていたので、懐かしいです。主題歌だって、いまだに歌えます。その横に、東京タワーとスカイツリーが一緒になった切手もありました。そうです。アナログ放送からデジタル放送へ変わったことでの、記念切手です。平成23(2011)年7月24日、日曜日の正午。アナログテレビ放送が終了しました(岩手、宮城、福島をのぞく)。‥‥といっても、わが家の地デジ化は、昨年夏に終了しており、すんなりと移行した感じです。でも、正午前には、わざとアナログ放送に切り替えて、画面が変わるのを見ていました。アナウンサーの女性が11時59分に、「アナログ放送、ありがとうございました」って、頭を下げた姿が印象的でした。

40-3.JPG
40-4.JPG
0時には、東京タワーから発信されてきたアナログ電波のスイッチがすべて切られ、その様子が早朝のニュースで流れたのですが、少し寂しく思いました。そんなアナログ放送で大変お世話になった、東京タワーに、「58年間、お疲れ様でした!」ということで、今回は『東京タワーランプ』をご紹介します。ランプといっても、高さが145ミリの、赤い電球なのですが、注目すべきは電球の内側です。ガラスで出来ていると思われる、東京タワーが入っているのです。それもタワーのてっぺんには、星が4つ付いており、星に近いほどの、大きなタワーをイメージしたのでしょうか。なんとも可愛らしいデザインです。この星は、電球を点けた時に、上昇する暖かい空気によって、クルクルまわるのでした。赤い色も、東京タワーらしくていいですね。
40-5.JPG
40-6.JPG
話が前後しますが、今までは、遠くからスカイツリーの建築途中を何度か撮影してきました。けれど、地上デジタル放送がスタートする前に、実物を間近で見てみようと思い、家族3人で行くことに。東京タワーの次を担う、新規電波塔のスカイツリーは、平成24(2012)年5月22日の開業(予定)に向けて、着々と追い込みの工事が進んでいる最中でした。完成すると、日本はもちろん、世界一となる巨大電波塔のスカイツリーは、高さが634メートル。真下から見ると、ものすごい迫力です。大きすぎて視界に入りきらないほどです。ただ、仕方がないこととはいえ、工事の騒音も半端なく大きい。これは、完成したら多くの人に来てもらって、盛り上げてもらわないと、モトがとれないなぁと、真剣に思っちゃいました。
40-7.JPG
40-8.JPG
40-9.JPG
後日、高速を走る車の中から、東京タワーを眺める機会があり、ビルの間に、見え隠れするタワーの姿に、「こんなに小さかったかなぁ」と思いました。でも、私にとって、いえ多くの人にとって、東京タワーは、間違いなく東京の象徴的存在でした。はじめて東京に出てきた時見たタワーの大きさ。自分が東京に来たんだという実感を噛みしめながら、キラキラ輝く姿を眺めていました。旅行に行っても、東京駅に着く直前に、列車の中から見る東京タワーの輝く姿に、どれだけホッとしたかわかりません。そんな安心感を与えてくれるグッズのひとつとして、この東京タワーランプが、わが家にいたりします。
40-10.JPG

40-11.JPG


 

人気ブログランキングへ  

38-1.JPG
38-2.JPG
古物と向き合っていると、「よく考えるものだ」と感心するモノに出会うことがあります。今回ご紹介するガラスペンもそうなのですが、ガラスペンといっても、ペン先ではなくて、まるごとガラスでできたペンで、なおかつ、ガラスの中には細長い紙が入っていて、紙には「松江大橋畔 三島旅舘 電五六三番」なんて、旅館の宣伝が書かれていたりするから、よく考えるなぁと思ったのです。思えば、鉛筆にも広告などの文字が入りますから、ガラスペンもありなのでしょうが、作る手間が圧倒的に違うような気がするのですが、どうなのでしょう。もう1本の紙には、「輕快‥‥堅牢‥‥事務‥‥至寶‥‥光明印複寫ペン」とあり、裏面には「運筆‥‥快走‥‥圓滑‥‥自在‥‥光明印複寫ペン」と書かれています。「複寫ペン」という筆記用具なのですね。

38-3.JPG
同じく細長い黄色い紙が入ったガラスペン2本は、六角形で、端から少し離れたところが、くぼんでいて、デザイン性が増しているような感じです。紙には「カーボンペンシル」という商品名が、ローマ字で書いてあり、パテントナンバーが明記されていたので、調べてみると、昭和10年に「複写用硝子ペン」として、東京下谷區の佐々木清治さんによって、実用新案登録されていました。登録内容は、机上で転がりにくく、汗ですべりにくいように、六角形にしたという構造のことで、単純といえば単純なことですが、光明印複寫ペンなど、まるいペンと比べると、確かに机の上で転がらないし、持った感じの指のおさまりというか、安定感がまったく違います。その考えでいくと、ペンの端をふくらませた銀色のガラスペン2種類は、机上ですべらないように、このような形にしたと思われます。なんだか、おもしろい形ですが、他にも種類があるのでしょうか。そういえば、ガラスの簪でも、似たようなモノがあったと思います。
38-4.JPG 
さて、この複写用硝子ペンですが、どうやって使うのかわかりますか? 今でこそ、書類の複写いえ、コピーをしようと思えば、コンビニにもコピー機は当たり前のようにありますし、プリンターで簡単に印刷もできます。けれど、それらがまったくない時代は、紙と紙の間に黒いカーボン用紙を挟んで、複写用硝子ペンで書く(なぞる)しかありませんでした。それも、当時のカーボン用紙は、現在のように文字が下に写る仕組にはなっておらず、両面転写のみで、2枚の薄紙の間にカーボン用紙を挟み、ガラスペンで書き、上に敷いた紙は、裏に写った文字を透かして読んだそうです。自分が書いた文字が表面に見えないなんて、今では想像しがたい話ですが、同じものを2枚書くよりは、はるかに手間が省けたのでしょう。ちなみに、当時の筆記用具といえば、万年筆か鉛筆ですが、両方とも強い筆圧で書く事ができないため、カーボン用紙を使用した複写には、不向きでした。よって、先端が細く、強い筆圧にも耐えることができる、硝子製の複写ペンが誕生したのです。しかし、戦後アメリカから持ち込まれたボールペンの進出により、複写用硝子ペンの必要性も薄れたのでしょう。市場から消えていきました。

38-5.JPG

ところで、最近ようやく"ガラクタ共存記"の更新を、自分でできるようになりました。今までは"まぼろしチャンネル"の管理人である、刈部山本さんにお世話になっていたのですが、更新マニュアルを刈部山本さんが作ってくださり、なんとかできるように‥‥。ありがとうございました。それこそ、私的には、手で複写していたのが、コピー機登場というくらいの、画期的進歩(?)なのでした。

38-6.JPG
人気ブログランキングへ  
前の3件<… 7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17 …>
...トップページへ

Author


    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

さえきあすかの本

Powered by Movable Type 5.03

2015年5月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちガラスカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはそのほかです。

次のカテゴリは台所です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。