気になる街角の最近のブログ記事

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ご紹介するのは、ぞうさん。それも、金属製のフックです。壁に取り付けて、鼻に帽子など掛けるのです。なかなかよいデザインのフックだと思うのですが、いかがでしょう。フックって、今回はじめてご紹介しますが、いろんな種類があるモノのひとつ。いつか、わが家の壁や柱につけて使うのだと思いながら、何点か集めてきましたが、賃貸マンションでは無理があり、なかなか実現に至りません。

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でも、さりげなく、こんなフックが壁についていたら、ステキだと思いませんか? それもアンティーク。裏面には「JAPAN」の文字が入っています。鼻や耳のシワなど、細部にいたるまで、細かくつくられているのもステキですね。 

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正面から見ると「パオーン」と今にも鳴き出しそうで、なんだか笑っているようにも見えます。 

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そういえば、娘が「ぞうさん」といえるようになったのは、いつ頃だったかな‥‥? チュンチュン(雀)、ガーガー(あひる、鴨)、ポッポ(鳩)、カーカー(カラス)、ペンペン(ペンギン)、ワンワン(最近いぬというように)、パカパカ(馬)、ニャーニャー(猫)の次くらいだったような。特徴があるわりには、覚えるのは後のほうでした。やっぱり身近にいないからでしょうか。

 

気になる街角  

お彼岸のある日、上野動物園からアドバルーンが見えました。都内で珍しいと思い、慌てて撮影したのですが、パンダの形をしています。それも、ピンク色の耳です。ピンクのパンダといえば"さくらパンダ"。大丸・松坂屋のマスコットではありませんか。なので、上野松坂屋デパートがあげているのだとわかりました。 

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さっそく調べると、アドバルーンは、期間限定の17、18、20日の3日間あげるそうで、なんと40年ぶりだとか。最後にあげたのは、上野動物園に初めてパンダのカンカンとランランが来た昭和47(1972)年で、昨年再び上野動物園にパンダが来たので、アドバルーンをあげる計画があったそうですが、震災で中止になり、今回パンダ公開1周年を機に実現したとか。むむむ。これは間近で見なくては。慌てて最終日に行ってみることにしました。‥‥だって、アドバルーンって、楽しいじゃないですか。娘にも見せてあげたい。 

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最終日は晴天に恵まれ、パンダはふわふわと気持ちよさそうに、浮かんでいました。娘も巨大な風船に興味しんしん。「パンダ~」、「ふ~せん」と指をさしては、不思議そうに見上げています。  

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なんだか、眺めているだけで、眠たくなる、いえ、穏やかな気分になります。 

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余談ですが、若かりし頃、アドバルーンをあげるお手伝いを数回したことがあります。アドバルーンが飛んでいかないように、下で見張っているのですが、あの頃は時間がたくさんあったなぁと、しみじみ思ったりして。 

 

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この紅白の達磨鉛筆削りは(正確には、クリーム色ですが‥‥)、骨董市や骨董屋に通いはじめた、平成4(1992)年8月21日に、京都にあった"骨董鯨や"で買ったモノです。はじめて出会った、古いアンチモニー製の鉛筆削りでした。「こんな鉛筆削りもあるんだ!」って、驚いたっけ。鉛筆削りの大きさは、縦34ミリ、横28ミリで、最大の厚さは10ミリです。見るからに、気合いがはいった表情の、達磨鉛筆削りが筆箱に入っていたら、"七転び八起き"ではありませんが、失敗してもがんばっていけそうです。

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‥‥ここまで書いて、最近このセリフどこかで読んだな? と思ったら、"輸入・廃番文房具の発掘メモ"の、たいみちさんが、新年のご挨拶で、ダルマの消しゴムをご紹介しながら、書いておられたのでした。そうそう、アンチモニーの鉛筆削りも、たくさんご紹介しておられました。大量生産されたとは思えない、さまざまなデザインのアンチモニー製鉛筆削りは、どれだけ種類があるのでしょう。たいみちさんもいわれるように、まさに、"当時の文化のかけら"だと思わずにはいられません。

話は変わりますが、縁起モノの達磨をご紹介したところで、私の縁起担ぎ話を少し。お不動様の縁日である、1月28日の初不動の日に、目赤不動尊をお参りしてきました。昨年初不動の日に、はじめてお参りをして以来、何度か訪れているのですが、この1年も穏やかに過ごせることを願って、奉納護摩木に願いと名前を書いて拝んできたのです。

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昨年は、水に氷がはるほど、寒い日でしたが、今年は24日に積もった雪が残っていました。なんせ気温が連日5、6度です。でも、今年の雪はすごいですね。豪雪地帯の雪の映像を見るたびに、なんともいえない気持ちになります。早く雪がおさまることを祈っています。

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恥ずかしながら、不動尊に5色の色があるなんて、知ったのは一昨年のこと。諸説はいろいろあるようですが、江戸時代に、東・西・南・北・中央の5方位を色で表わし、江戸を守るために置かれたのだとか。全部まわりたいと思いつつも、目赤と目黒しかまわることができていません。もう少し娘が大きくなったらと、楽しみにしているのでした。

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そんな目赤不動尊について、串間努さんが発行しておられる『旅と趣味 第6号』に書かせていただきました。タイトルは、『御朱印収集の旅 』です。中野のブロードウェイの中にある、"タコシェ"に置いてあります。御朱印といえば、私が大変お世話になった、編集者の田端宏章さんが企画された書籍、『御朱印帖』(飛鳥新社刊)が出版されたと、年賀状に書いてあったっけ‥‥。お元気そうで、嬉しく思いました。近々買いに行きたいと思います。

89-6.jpg      『旅と趣味 第6号』 趣味を愛し、旅を楽しむ、昭和娯楽の総合趣味誌 

 

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ご紹介する手彩色の美しい絵葉書は、靖国神社です。大きな鳥居をくぐって、本殿に向かう途中だと思われますが、まわりの木々も、まだそんなに大きくなく、すっきりとした印象です。カンカン帽姿の男性が何人か見え、大人の女性は、まだ着物姿で、子供の服装と、女性の日傘から、夏のようです。広々とした、陽当たりのよい境内を眺めていると、なんだか、のんびりした気分になります。さて、そんな靖国神社へ12月4日日曜日に行ってきました。

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「うわぁ~」思わず大きな声をあげてしまいました。真っ青な空の下に、真っ黄色に紅葉した銀杏の大木が、ずらりと並んでいたからです。ところは先にご紹介しました靖国神社。この日は、京都からやってきた骨董仲間のKちゃんと、靖国神社青空骨董市で待ち合わせをしていました。1ヶ月くらい前から予定をいれていたのですが、前日まで雨で、気温も8度と低く、どうなることかと思っていましたが、4日は素晴らしい晴天で、気温も17度まで上がりました。お互いの日頃のオコナイがいいのかなぁ‥‥なんて思ったりして。1年7ヶ月ぶりの再会なのですが、娘は1歳6ヶ月。つまり彼女とは子供が生まれる1ヶ月前に、大きなお腹で会って以来です。

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それにしても、なんて見事な紅葉なのでしょうか。風が強く吹くと、大量の黄色い葉が、ボワッと上空を舞い、とてもきれいで、ただただ見上げてしまいます。娘も不思議そうに見上げています。そして、山のように落ちている落ち葉を、拾ったり、蹴飛ばしたりと大忙しです。

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骨董仲間のKちゃんは、私より8ツも年下なのですが、モノの好みが渋い上に、とても行動力のある女性で、かれこれ10年以上のおつきあいになります。考えてみたら、不思議なご縁です。古いモノが好きという気持ちで、つながったご縁。そんな彼女が骨董市に到着したのを遠くから見つけ、しばし眺めていたら、時間の流れを感じてしまいました。Kちゃんは、テコテコと歩きまくる娘を見て、成長の早さに驚いているようでした。

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ひさしぶりに会うと、以前よく足を運んだ骨董屋の話になります。その中で、話題の中心になるのは、京都にあった"骨董鯨や"です。自分の買える範囲のモノにしか手を出さず、ひとつひとつのモノと、真剣に向き合っていた店主の話は、会うたびに2人の間にでる共通の話題なのです。お互いに20代の頃は、古いモノを求めて動き回っていましたが、ヤフーオークションがはじまり、古物の流れもどんどん変化する中で、今は小休止といった感じでしょうか。娘は落ち葉との格闘で疲れたのか、途中からは抱っこ紐の中で寝てくれ、コーヒーとケーキをいただきながら、あっという間に4時間が過ぎたのでした。骨董市では、モノとのご縁はありませんでしたが、美しい紅葉と、楽しい会話が大きな収穫となった1日でした。

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次回は里帰り話の完結編を書くとして、まずは、このささやかなブログを読んでくださっている方と、管理人である刈部山本さんにお礼を申し上げたいと思います。12月10日で、"ガラクタ共存記"は、1年を迎えます。産後半年経って 、赤ちゃんとの生活にも慣れ(?)、大好きな古いモノと、子供のこと、日々の暮らしについて、ちょこちょこと書いてきました。ブログの作り方を刈部山本さんに教えていただいてからは、ペースもできてきて、なんとか1年続いたので、嬉しいです。

1年前の娘は、首はすわったものの、動けませんでした。あの頃の私は、娘が少しでも体調が悪いと不安で、外出しても、いつ泣きだすか不安で、今思えば、そんなに不安にならなくてもよかったかなぁ‥‥と思うのですが、心配がたくさんありました。それが今は、もう、目が離せないほど元気に動き回っています。赤ちゃんの成長って、すごいですね。子供と向き合うのは、楽しいことですが、たまには煮詰まることもあります。そんな時は、このブログがヨイ気分転換になっています。たぶん、何年か先に読み返したら、すごく懐かしく思える、濃い1年でした。

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1年前、小石川植物園にて。6ヶ月の娘です。 

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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