見てください。ボタンにまで、"仁丹"のマークが型押しされています。それも、直径8ミリの、ものすご~く小さなボタンにですよ! すごいと思いませんか?
コレはなにかと申しますと、携帯用の仁丹ケース(横63ミリ、縦28ミリ、厚さ8ミリ)です。ご覧のとおり、葡萄模様の布張り製で、上品かつ豪華な仕上がりになっています。
仁丹のケースというと、金属製でさまざまな形のモノがありますから、集めておられる方も多く、とても人気があります。でも、布製はあまり見ないので、数が少ないと思うのですが、どうなのでしょう。
実は、昨年夏の骨董ジャンボリーに行った時に(No.42参照)、古道具・月天の店主Tさんと、はじめてお会いした徳島のOさんとの会話で、この布張りの仁丹ケースの話になり、「ケースの中は、経木だったよね?」と聞かれたのですが、「確か、そうだと思ったけど、調べておきます」と、あいまいに返事をしておりました。現物が出てきましたので、伝言を兼ねて、ご紹介する次第です。
ご覧ください。経木が貼ってありました(写真だとわかりづらいのですが‥‥)。そして、トレードマークの仁丹の絵と、「懐中容器」、「実用新案登録」、「仁丹とようじ入」の文字が書かれています。
実にていねいなつくりで、シブイ仁丹ケースです。
こんなケースを持ち歩いている御仁は、粋といいますか、ステキですよね~。
おまけ
自転車で皇居一周してきました。5月12日の夕方のことです。自転車で行ったのに、マラソンしている人にどんどん抜かれ、娘に「ガンバレ~」といわれ続ける始末。緩い上り坂では自転車を降りようかと思ったのですが、娘の応援に応えて、がんばりました(どれだけ運動不足なんだい!)。
下り坂から見える景色。きれいです。
自転車を降りて、ちょっと休憩。
ビルの中央には、東京駅。そろそろ修理が終わります。