気になる街角の最近のブログ記事

64-1.JPG

今回ご紹介するのは、ペンギンのインキ壺です。2羽がなかよくひっついた、微笑ましいデザインで、ずいぶん前に池之端にあるエキスポから、やってきました。"池之端"という地名は、上野動物園の池之端門を通るようになってから、身近に感じるようになったのですが、このインキ壺も池之端にいたのだと思うと、なんだかご縁を感じます。

64-2.JPG

上野動物園のおかげで、ひさしぶりに、このペンギンのインキ壺を手にした時も、動物園のペンギンたちがうかんできました。‥‥といっても、私が意識しているのは、ペンギンになりすましている(?)鳥です。No.58でもチラリとご紹介したのですが、調べてみると、ゴイサギ(五位鷺)というそうです。何枚か気に入った写真が撮れましたので、インキ壺と一緒に、ご紹介したいと思います。

64-5.JPG

先日行った時も、ゴイサギは、ペンギンの池をジッと見つめていました。はじめは池を泳いでいるペンギンを、魚と間違えているのかと思ったのですが、違いました。本気で餌を狙っていたのです。

63-5.JPG

遠くから写真を撮ると、ペンギンとゴイサギって、似ていると私は思うのですが‥‥。

63-8.JPG

家主であるペンギンは、横にゴイサギがいても、なんとも思っていない様子です。心が広いですね。でも、ゴイサギの首が、こんなにのびるなんて、ビックリしました。

63-7.JPG

そして、ゴイサギは、魚をつかまえました。‥‥でも、魚が大きすぎました。飲み込むこともできず、吐き出すこともできず、「動物園の人呼ぼうか?」と話しかけるも、ジッとしたままです。数分後、オロオロしている私をよそに、ゴイサギは魚を口にさしたまま、飛んでいきました。大丈夫だったのでしょうか。人ごと(鳥ごと)ながら、気になっています。

63-6.JPG

話をインキ壺に戻しまして、このインキ壺のペンギンって、目が赤かったり、色合いが、なんだかゴイサギに似ている気がします。でも、うしろ姿は、ペンギンらしくて可愛いです。

64-3.JPG

フタを開けると、ちょっと怖いですけど、よく考えられたデザインだと思います。

64-4.JPG

パソコンや携帯メールに慣れてしまった今では、普通に文字を書くこと自体、悲しいかな、減ってきました。まして、インクをつけて文字を書くなんて、なかなかできそうにありません。でも、ひと昔前には、本当にたくさんのインキ壺が存在しました。それらはオシャレで、カッコよく、当時いかに重要があったのか伺い知れます。私はインキ壺を見ると、ロマンチックな気分になります。子供の頃を思い出すからでしょうか。漫画家になりたいと思い、Gペンにインクをつけて書いていましたから。あの頃は、夜の時間がとても長く感じられました。ヘタクソな絵なのに、上手いと思い込めた、あのワクワクした感じと、ペンを手に持った感触は、今でも懐かしく思い出すことができます。

 

人気ブログランキングへ  

58-9.jpg

今回ご紹介するのは、上野動物園の絵葉書です。表門の写真なのですが、実に立派な門構えだったのですね。中央に掛けられた看板も手書きでしょうか。味わいがある看板だと思います。この絵葉書は、昭和7年9月1日に発行された、『主婦之友(九月號)附録 大東京完成記念發行・大東京名所繪はがき集(七十二枚一組)』の中の1枚です。出版社が発行している絵葉書らしく、宛名面に解説文が添えられているのも魅力です。

58-8.jpg

ちなみに上野動物園は、「藤堂高虎の邸跡で、明治十五年に農商務省博物局の附属動物園として設けられ、後に宮内省の所轄となり、更に大正十三年、皇太子殿下御成婚記念として東京市に下賜せられました。敷地約二萬坪、ここに飼育される世界の珍獣奇鳥は、五百種に及びます。」と書いてあります。当たり前のことですが、上野動物園にも、歴史があるのですね。残念ながら、中にはピントがあっていなかったり、構図が傾いていたりして、絵葉書の質は、いまひとつだったりしますが、72枚もあるので、当時の東京を知る上で、とても参考になる、お気に入りの『繪はがき集』なのでした。

58-1.JPG

上野といえば、今まで不忍池や、上野松坂屋デパートについて書きましたが(No.244855参照)、今回やっと上野動物園のご案内です。9月末に年間パスポートを購入したのです(今だけの限定品ということで、AKB48のクリアファイルをもらえました。ちょっと嬉しい)。1回入園するのに、大人600円なのが、年間パスポートだと2,400円って、お得ではありませんか? 娘は無料だし‥‥。最近ようやく、よそのベビーカーに、娘が乗ることができるようになり、歩く練習をさせるのも、動物園なら安心でいいと思ったのでした。それに、赤ちゃん用の椅子付トイレはあるし、オムツも売っているし、泣いても目立たないし、実にありがたい場所なのです。 

58-2.JPG

 

58-3.JPG

私は、いつも西園の池之端門から入るのですが、上野動物園って、子供と歩くと、メチャクチャ広いんですね。パンダのいる表門方面なんて、遠くて、なかなか行けません。なので、いつも見る動物は、決まった動物ばかり。それも一番お気に入りなのが、ペンギンの近くにいる鷺(?)だったりします。数羽いるのですが、自分をペンギンだと思っているのか、それとも、泳いでいるペンギンを魚だと思って、狙っているのか。とにかく、いつもペンギンのそばにいるのです。その姿が実におかしいんです。行くたびに、ニコニコと眺めてしまい、とても癒されます。 

58-4.JPG

 

58-5.JPG

肝心の娘は、最初は鳩や雀ばかりに反応していましたが、最近少しだけ大きな動物も意識するようになりました。やぎ山のある"なかよし広場"にいる、ニワトリとアヒルです。ここには、やぎやヒツジなどと一緒に、ニワトリなどが放し飼いになっているのですが、アヒルが一番お気に入りのようで、「がーがー」といって近寄っています。大きなヤギが、目の前にいても平気で、案外泣きません。成長したものだと、ホッとしながら眺めているのでした。

58-6.JPG

春頃から、何回か通ってきた上野動物園。不忍池とつながっていますから、美しい蓮の花も眺めてきました。遠くにはスカイツリーも見ることができます。そんな蓮も種?の姿になり、気がつくと、木々も紅葉しはじめています。どこからか金木犀の香りもしてきました。暑い、暑いといってきたのに、もう、すっかり秋ですね。 

58-7.JPG

 

人気ブログランキングへ  

56-1.JPG

暑い暑いといっていた9月も残りわずかとなりました。近頃急に秋らしくなり、気温も下がったので、ホッとひと息です。でも、あまりにも急な変化なので、風邪をひかないように、服装も考えないといけません(夏風邪は、3週間くらい続きましたから)。思えば、ここ数年、服装なんて考えるどころじゃありませんでした。ニット好きな私が、Tシャツ、フリース、トレーナーと、動きやすく、洗濯しやすい服装に変わり、日焼け止めすら忘れるような毎日(当然ノーメーク)。そして、大好きな革の鞄をやめて、軽さ重視で、ラシットに変更。人って、変われば変わるものです。けれど、そろそろ、少しずつでよいので、生活を戻していきたい、なんて思ったら、サイズ増‥‥。笑うしかありません。それに、"食欲の秋"ではありませんか。ごはんも美味しいし、サイズを落とすのは、ちょっと無理かも。

ごはんといえば、田んぼも、稲刈りがはじまり、黄金色の美しい季節ですから、広大な田園風景を見に出かけたくなります。そんなことを思っていたら、東京ドームのとなりにある小石川後楽園に行った時に、小さな田んぼを見つけました。以下3枚の写真が、その田んぼなのですが、案山子が凝っていてビックリした上に、まわりに高層ビルや、ドームの屋根が見えるのが、なんとも不思議で、感激したのでした。

56-2.JPG

 麦わら帽子に、おさげがお似合い。金魚柄の浴衣も可愛いです。

56-4.JPG

 水戸黄門は、笑いました。

56-3.JPG

 この案山子は、ちょっと怖いと思うのは、私だけ?

今回ご紹介するのは、たわわに実った稲穂つながりで、雀と稲穂が描かれた、図変わり印判のお皿です(直径約150ミリ)。雪が谷大塚にある"道具屋 福や"で求めました。ご主人も雀がお好きで、ずっと手元に置いていた、お気に入りのお皿だと聞き、とても嬉しかったことを、よく覚えています。それにしても、古い器をいろいろ見ていると、雀が描かれたモノって数が多くて、いかに雀が、人々の暮らしの中にとけ込んでいて、愛おしく思われていたかが、うかがい知れるのです。私の手元にも何枚か雀が描かれたモノがあり(No.32参照)、少しずつ、ご紹介していこうと思いますが、この雀は、フワフワした羽から、ちょこんと小さな足が出ている姿も、優しい感じの表情も、なんともいえず可愛らしく、手元にいる器の中で、ベスト3に入る絵柄だと思います。

56-5.JPG

 

おまけ

台風15号、すごかったですね‥‥。わが家も、翌朝玄関を開けたら、通路に落ち葉や枝が散乱。こんなに通路に物が落ちていたのは、7年目にして、はじめてです。ここのところ毎年異常気象といっている気がします。

56-6.JPG

歩きはじめて、まともに水たまりと向き合った娘。しばらく戦っていました。水たまりと。当然、靴と靴下はビショビショ‥‥。

 

人気ブログランキングへ  
前の3件<… 5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15 …>
...トップページへ

Author


    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

さえきあすかの本

Powered by Movable Type 5.03

2015年6月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち気になる街角カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは気になるお店です。

次のカテゴリは玩具です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。