暮らしの最近のブログ記事

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近頃「リモコンがない!」と大騒ぎをすることが多くなりました。決まって探すのはDVD用のリモコンです。いいわけになりますが、小さい子供がいるので、ついついその辺に置いてしまい、行方が不明になってしまうのです。そのたびに、リモコンって便利なんだか不便なんだか、動くことが平気な私としては、スイッチのほうが便利ではないか?と思うのでした。

考えてみたら、ひと昔前にはリモコンなんて存在しなかったわけで、離れた場所からリモコンで家電を動かすことは、夢といいますか、カッコイイことだったと思います。それに、もっと前になると、部屋の中にコンセントもありませんでした。コンセントのない時代は、天井の照明から電気を拝借していたのです。まぁ、当時は今ほど家電製品もなかったのですが、そんな時代を想像してみると、ちょっと楽しくなりますし、電気のありがたみを感じます。

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今回ご紹介するのは、ひと昔の家電といいますか、アイディアグッズといいますか。その名も"ターンスイッチ"といいます。見ていただくとおわかりのように、ソケットがありますから、照明器具の一種なのですが、ソケットの先につながっている陶製のまるいモノ、それがターンスイッチとなります。 

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パテントナンバーから調べてみると、昭和2年に"倒置ニ因ル電路開閉器"として登録されていました。使用方法は商品名のごとく、このまるいスイッチをひっくり返すことで、電気をつけたり、消したりすることができるというもの。離れた場所から電気をつけたり、消したりするという発想は、リモコンの先祖みたいな存在といえなくもないですね。 

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全体を写してみると、天井からつるために、コードがとても長いです。枕もとにこのスイッチを置いていたのでしょうね。ソケットもスイッチも、茶色い陶器製で、まるで化粧品のような植物をあしらったデザインもステキだと思います。

 

おしまいに

1カ月くらい前に、青空レトロ雑貨店の方から、「モールのひよこの完品がありますよ」とご連絡をいただきました(No.144参照)。大江戸骨董市に出店しておられると聞き、先日娘と一緒にうかがったのですが、どういうわけか娘の機嫌が悪くて、会場をまったく見ることなく、退散することになりました。青空レトロ雑貨店の方には、ちらりとご挨拶だけして‥‥。すみませんでした。 

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帰り道、不機嫌な私とご機嫌ナナメの娘は、自転車で東京駅を通過しがてら眺めました。本当にきれいになっていて、多くの方が記念撮影をしていましたよ。銀杏の葉も少し黄色くなりはじめていました。 

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青い空と陸橋をバックに、道路標示の看板がステキでしたので、パチリ。

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おまけ 100円の子供用椅子

子供が日に日に大きくなると、椅子の高さも気になるようになりました。そしたら近所の100円ショップで椅子を発見! 本人が座るかどうかわかりませんが、1つ100円だなんて。むむむ。安すぎます。とりあえず買ってみると、娘は気に入った様子で座りました。しばらく使えそうです。

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後日、りんごの椅子もあったのですが、そんなにあってもね~。 

 

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私のコレクションを飾っている、"カリモク60"のガラスケースを眺めていたら、ふと、このガラスの置時計が視界に飛び込んできました。思えば、そこいることが当たり前になっている時計で、かれこれ20年以上のおつきあいのような。そう、古いモノを集めはじめた頃に求めた時計なのです。出会ったのは、大阪の四天王寺で毎月21日に開催される骨董市でした。 

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修理をして動くようにしようと思いながら、飾りのまま今日までわが家にいるのですが、野イチゴのデザインと(色がはげているのが残念ですが)、ピンクとグリーンの色合いが、なんとも可愛らしく、正面から見ると透きとおったガラスも、お気に入りです。 

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大きさは、横幅105ミリ、高さ80ミリ、奥行き58ミリで、文字盤の中央に描かれた"S"がトレードマークの、精工舎の置時計です。 

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裏面からのぞくと、透きとおっているのがよくわかります。 

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それにしても、モノっておもしろいなぁと思うのは、その当時のワクワクした気持ちや、景色を思い出させてくれることです。特に古物は、今買えるモノではありませんから、その時の出会いに真剣勝負です。ずっしりと重たい、この時計を手に持つと、ほかのモノと合わせて値切ったことや、四天王寺の骨董市会場の景色、新聞紙に包んで宅急便で送ったことなど、20年も前のことなのに、ぼんやりと浮かんでくるのです。 

 

おまけ

時々祈りたくなります。大きなものに‥‥。

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そんな時は、茨城県牛久市にある、牛久大仏っていいと思うのです。とにかく大きい。なんと120メートルの高さで、世界一なんだそうです。

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見上げて、ただただ祈ります。

 

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ひさしぶりに訪れた骨董屋・谷中ひよこ堂さんに入ると、木製の棚にリキュールグラスが6個並んでいました。うち1つはほかより大きく、 微妙にゆがんだ形と、気泡の入ったガラスがステキです。そういえば、先日びっきさんが、リキュールグラスをたくさん紹介していたっけ‥‥。なんて思いながら眺めていると、娘が嬉しそうに「か~いいね~」といいました。

どうやら、大きいグラスはお母さん。小さいグラスは赤ちゃんと思ったらしく、「コップ赤ちゃん」だそうです。手を出そうとする娘に「いい子、いい子よ~」といいながら、一緒に古いモノを眺めれるようになったことに、ちょっと感激しつつも、お店のオーナーも、「大きくなったねぇ」と喜んでくださいました。

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薄いピンク色のお母さんコップは、高さ90ミリです。グラスががゆがんでいるので、変な感じに写ってしまいました。

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赤ちゃんコップは、高さ73ミリ。こちらもゆがんでいますが、ゆがみも魅力のひとつです。

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このグラスは、娘の言葉の可愛らしさを嬉しく思い、親子(?)で引き取りました。 

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そして、このシガレットケースは、娘が手にとって、「きれいね~。これください」といったモノです。チュンチュンとチョウチョが、わかったからでしょうね。数百円だったので、こちらも買っちゃいました。煙草のケースは何個か持っているのですが、これは持っていなかったので。でも、アルミケースにこの塗装です。色がはげてくるのが難点ですね。ちなみに横幅は85ミリ、縦は70ミリです。

さて、 今日10月6日は、娘の骨董デビューの日といえるのかも‥‥なんて思ったりして。

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夕方5時前に訪れたので、入口の灯りがついていました。陽も短くなりましたね。でも、今日は気温が28℃あり、なんとセミが鳴いていました。10月なのにビックリです。

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"ひよこ堂"の看板。とても可愛くて好きです。 

 

おまけ

小石川植物園の彼岸花です。

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娘は自分の背丈と変わらない赤い花を、不思議そうに眺めていました。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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