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娘の幼稚園がスタートして、1ヶ月経ちました。早いものです。今まではなかった、お昼のお弁当が間近に迫ってきたので、お弁当箱はもちろんのこと、ランチョンマットやお弁当箱のケースづくりなど、こまごました準備にとりかかりました。食の細いうちの子に買ったのは、一番小さなアルマイトのお弁当箱です。

年少さんは、プラスチック製の両側をパチンととめるお弁当箱はダメで、輪ゴムでとめるお弁当箱から‥‥と先生の指示が。ちょっと意外な気がしましたが、あけたてが簡単なものから、との配慮でしょう。

お弁当袋も、既製のキンチャク袋は不可とのことで、ミシンで自作することに‥‥。家事全般が得意とはいい難い私にとって、修行のようですが、頑張りたいと思います。

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そういえば、わが家にも古いモノがありましたっけ。小物入れにでもしようかしらと求めた、お花柄のアルマイト製お弁当箱です。真鍮の金色まで行きませんが、ゴールドベース?とでもいうべき、アルマイト独特の何ともいえない色合い、懐かしく思われる方も、多いのではないでしょうか。

ちなみに大きさは、大きいほうが長さ125ミリ、深さ40ミリ。小さいほうは長さ113ミリ、深さ33ミリです。小さいほうを大きいほうの中にしまえるようになっているので、最初からセットとして売られていたのでしょうね。

描かれているお花は‥‥、なんでしょうか。絵柄もやさしい色づかいで好きなのですが、何のお花かは、ちょっと見当がつきかねる描き方です。

そうそう、アルマイトのお弁当箱といえば、No.27でもご紹介していました。娘もまだまだ小さくて、どこかにつれていくにしても、ヒヤヒヤしたっけ。このときはまだ、ささいなことでよく泣きましたからね~。

 

【おまけ】 

昭和記念公園に行ってきました。こちらの公園は、本当に大きくて、写真のようなお花畑もあるし、実に見事な公園だと、行くたびに感心しています。

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休日に行ったので、すごい人でしたが、でも、広いから大丈夫。大きく深呼吸して、気持ちよかったです。 

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娘も太陽の眩しさと、広さに「すご~い」と喜んでいました。 

  

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大正末、雑誌「アサヒグラフ」で連載され、大人気を博した漫画『正チャンの冒険』のことは、アンティーク好きの皆さんならご存知かと思います。このたび、『正チャンの冒険』が生誕90年ということで、公式ホームページがオープンしたとうかがい、さっそく拝見してみました。

漫画の一部が試し読みできるのはもちろん、美しい表紙の単行本のコレクション、作者である樺島勝一さんの紹介やグッズの販売コーナーもあるなど、正チャンを知らない方でも楽しめ、引き込まれてゆく内容だと思いました。

かぶっているボンボンつきの毛糸の帽子から、"正チャン帽"という言葉が流行し、今に至るも使われているほど、オシャレで印象深い漫画だったようですね。正チャンはじめ、登場するキャラクターのファッションも古さを感じさせず、絵として見ても、色づかいがとてもステキなんです。

オシャレな正チャンにくらべてわが身を振り返ると、娘の幼稚園への付き添いで保護者や先生との接触が増えたせいか、ついつい地味な紺や黒に走ってしまうありさま。正チャンの鮮やかな色づかいを眺めていると、しばし現実を忘れて心が洗われるようです。

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正チャンにちなんだ品をご覧に入れましょう。以前、No.52でご紹介しましたコースターを、『正チャン資料室』でも、ご紹介していただきました。現在でも新鮮に映るこの絵柄が、多くの方にの目に触れると思うと、とても嬉しいです。

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大陸らしい?水辺の風景に、カメラを構える正チャンと相棒のリスさん。このコースターも可愛いですよね。上の飛行船、このカメラと、当時最新の流行を取り入れた絵柄で、モダンな感じがします。 

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 そうそう、今年の冬は寒かったですから、私も正チャン帽には大いにお世話になりました! 

 

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夢を見ました。骨董市でお買い物をする夢です。夢でありながら、とてもリアルで、楽しかったのですが‥‥。最近忙しく、なかなか骨董市やお店へ行けないので、ついに夢にまで出たのかと複雑な気持ちに。夢には古いなじみである、古道具・月天のTさんまで登場し、お会いしたいなぁと、しみじみしました。

4月に入って、娘の入園式がなんとか無事終了し、ホッとしたのもつかの間。学級懇談会、保護者会と、連日盛りだくさんの予定に追われています。その上、役員までやることになったので、今後どんなスケジュールで進行していくのか、皆目見当がつきません。そんな慌ただしい日々を迎える直前には、里帰りまで実行したので、4月前半は大忙しの毎日でした。

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さて、今回ご紹介するのは、桜の季節にちなんで、桜模様のボタンです。

それも物資、特に金属が不足した戦前~戦時中につくられた陶器製のボタンで、直径は15ミリ。当時のものは、他にもガラスでできたボタンがあり、使い勝手はさておき、コレクションとして見ると可愛らしく、集めて楽しいものです。

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裏側はご覧のとおり、糸を通す穴が作りつけられており、肉厚なぽっこりとした感じが、可愛らしさを強調しているようです。

学生服のボタンとすれば、桜の意匠は校章なのかもしれませんが、釉薬をかむった茶色の顔料が、なんともいえない味わいがあり、眺めていて楽しくなるデザインです。

物のない厳しい時代にあっても、きれいに可愛らしく仕上げる気持ちを忘れない様子に、すごいなぁと思わずにはいられません。他にも色々な大きさや絵柄のものがあるので、また機会を改めてご紹介したいと思います。

 

【おまけ】

上でも触れたように、久しぶりに里帰りしてきました。このン10年、自分の誕生日の時季に里帰りしたことはなかったので、ここぞとばかり、家族と一緒にふるさとの美しい桜をたくさん眺め、楽しんできました。

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天候が不安定な山陰ですが、比較的いいお天気に恵まれました。青空の下の桜は、本当にきれいです。

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まだ五分咲きでしたが、娘は楽しそうでした。

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東京と違って、お花見の宴会風景はあまりなく、静か‥‥。のんびり桜を眺められます。

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今まで知らなかった桜の道を発見して、大喜び。里帰りしてみるものですね。

‥‥つかの間の休息でしたが、今後の気持ちの切り替えをしっかりとできた帰郷でした。

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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