暮らしの最近のブログ記事

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時間がない‥‥。

娘の入園式までに、やることが山積み状態で、毎日走り続けている感じのする今日この頃‥‥。

なんとか、通園バックと上履き入れは作ったものの、名前を書いたり(スタンプで押すだけなんだけど)、アイロンで圧着させるなどの作業が残っていたり、予防接種の残りをうちに病院へ行ったり‥‥。

娘のことだけでも多いのに、ほかのことでも、まあ色々ガタガタと。重なる時は、重なるものです。世のお母さん方は、こういう時期を過ごされてきたのですね。 

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大好きなコレクターの方が、骨董市に出店をはじめたというご案内もいただいており、顔を出したいと思いつつも、そんな調子でなかなか時間がとれず、仕方ありません。

まあ、とにかく時間に追われているというあたりに引っかけて、今回は置き時計をご紹介したいと思います。 

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鎌倉のお店で出会った瞬間、白と黒の放射状のデザインのオシャレさに、思わず手に取りました。古びて角が丸くなったところや、補修の跡もあるものの、大理石製。石だから当たり前ですが、ずっしり重く、持って帰るのにだいぶ苦労した覚えがあります。

家に帰って、棚の上に置いてみると、実に絵になるというか、存在感を発散する(?)置時計であることに気づかされました。ちなみに 幅19.5センチ、高さ10センチで、文字盤の下には「MADE BY TOYO CLOCKFACTORY,  JAPAN」の銘が。調べてみると、「東洋時計」というメーカーなのだそうです。

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動力はいうまでもなくゼンマイで、二本のネジで留められた、くすんだ真鍮の裏ぶたも味わい深く、大理石の色合いとともに、過ごしてきた時の長さを感じさせます。昔は、どんなお部屋で時を刻んでいたのでしょうね。

そうそう、東洋時計の歴史については、TIMEKEEPER 古時計どっとコムさんが、詳しく解説しておられます。ご興味のある方は、ぜひご覧になってくださいね。 

 

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今回ご紹介するのは、昔の煙草"敷島"のパッケージを模した、陶器の灰皿です。

縦110ミリ、横85ミリ、高さ40ミリの大きさで、3面に描かれた松林の緑が、クリーム色の生地に映えてとってもきれい。こういう本物をそっくり真似たグッズって、ちょっとそそられませんか? 敷島という煙草の普及ぶりもうかがえ、当時の世相も垣間見れる気がして、楽しくなりますね。

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フタを開けると、四隅に煙草を置く溝を切った灰皿が。向こう側はマッチ箱立ても作りつけられて、ミニ煙草盆といった感じです。 

ちなみに、敷島は、明治37(1904)年から昭和18(1943)年まで発売された煙草で、両切りの多かった当時としては珍しく、吸い口を片方につけた「口付煙草」だったそうです。

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煙草の包みでいうと、底にあたる面には、「カフェー美松 電70」の文字が。このお店が発注主で、きっと、お客様へのお配り物としたのでしょう。 愛煙家の多かった当時は、喜ばれたことでしょうね。

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フタにも溝にしっくりはまるよう、四隅に凸部がつけられているのが、細やかな気遣いを感じさせます。

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最近でも、キャラメルなどのお菓子や食品などが、大きなパッケージで売られていたり、Tシャツや鞄など、同じデザインのグッズとして販売されていて、人気を呼んでいるのを見たことがあります。煙草のパッケージをまねた灰皿を見ていると、今も昔も、このあたりの感覚は変わらないのだなぁ、と思ったのでした。 

 

おまけ

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先日、千葉県鴨川市へ家族で一泊してきました。あいにくのお天気で、残念だったのですが、菜の花畑でお花を摘んだり、帰り道の途中にあった木工家具と焼き物のお店に立ち寄って、信楽焼の小さな丸いふくろう3羽を求めたりしました。

ふくろうの種類が豊富で、どれもかわいらしく、すごーく悩んでいたのですが、娘の「これがいい!」のひと言で決定。むむむ。まぁ、いっかぁと思いながら、連れて帰ったのでした。娘によると、3羽のふくろうは「お父さん、お母さん、あたし」だそうです。 

 

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今回ご紹介するのは、アルマイト製の洗面器。写真の撮り方が上手でないので、ちょっと青みがかって見えますが、新品同様にピカピカです。京都の骨董屋さんで見つけました。

直径24センチ、側面には鳥の形に「SS」と入れたマークを一番上に、「S・S 高級キャラメル」、「京都特約店」、「京栄商事株式会社」、「〒 本 2217」と書かれています。お風呂屋さんでよく見た、「ケロリン」などの広告入り洗面器を思い出しますね。

でも、お菓子の名前が書いてある洗面器なんて、私ははじめて見ました。ひと目で気に入り、「台所で玉ねぎやジャガイモを入れて使ったら、かっこいいだろうなぁ」と思って、ウキウキと連れ帰ったのをおぼえています。

よく見れば、この広告の主である「京栄商事」の所在地もご当地、京都。 そんな出会いから、かれこれ20年は経ちました。本当に時間の経つのは早いですね‥‥。

 

【おまけ】

最近、悲しくなったことがあります。それは、上野松坂屋の南館が、来年1月末をもって閉館、建て替え工事に入ることになったからです。

店員さんのお話では、新しい松坂屋には、屋上の遊園地も、オモチャ売り場も復活する予定はないとのこと。思えば、上野松坂屋は、私が子供を産んでから、本当にお世話になったデパートでした。"デパート=上野松坂屋"と認識している娘に、遊園地とオモチャ売り場がなくなることを、どう説明しようかと、寂しい思いで眺める今日この頃なのです(本館は残るんですけどね)。

聞いたところによると、今後は20階以上の高層ビルとなり、映画館などが入る複合施設になるとか‥‥。上野で一番高いビルになるのでしょうか。そんな大きなビルができたら、上野の街もずいぶんと変わるんでしょうね。不忍池とか見下ろせるようになるのかな。

でもまぁ、オリンピックを7年後に控え、来年からの消費税増税のこともあってか、ほうぼうで解体の案内が貼られたビルを目にしますし、すでに更地になっていて驚かされたり。東京の街は、まるで生き物のように、加速度的に変貌しているように思えます。

そうそう、上野松坂屋の屋上といえば、東京オリンピックの時に使用されたポールとか、今後どうなるのでしょうね。過去にご紹介した上野松坂屋の記事は、以下にリンクしておきますので、興味のある方はご覧ください。

No.55No.102No.116No.122No.163No.188

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お陰さまで、娘も大きくなりました。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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