暮らしの最近のブログ記事

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この帯は、私が七五三の時につけたモノです。11月の最初に5泊6日で、出産後はじめての里帰りをした時に、妹が押し入れの中から、出してきてくれました。「七五三で使ったやつだって。お姉ちゃんが好きだと思って」って‥‥。思いがけない再会にビックリです。

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築40年を超えた実家に、古いモノは残っていないかと、何度となく探してきたのに、見つけることができなかったこの帯は、少し前に家のリフォームをした時、妹の部屋の天袋から出てきたそうです。『魔法のマコちゃん』と書かれた赤い箱に入った小さな帯。残念ながら、懐かしいと思うほど記憶に残っていないのですが、状態よく出てきたことに感激しました。

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『魔法のマコちゃん』は、『魔法使いサリー』、『ひみつのアッコちゃん』に続く、"東映魔女っ子シリーズ"の第3作だそうです。でも、サリーちゃんや、アッコちゃんに比べると、いまひとつ記憶に残っていないのが残念。内容は、人魚だったマコちゃんが、あこがれの人間になって、恋をしたりして、人間の世界で生きていくというお話で、 成田闘争とか当時の世相も描かれていたとか(記憶にないけど)。

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七五三の写真を見てみると、正面から撮っているので、肝心の魔法のマコちゃん帯は、端っこしか写っていません。だから、余計に記憶に残らなかったのでしょうね。

 

今回の里帰りは、行きは娘と2人で出発。はじめて飛行機に乗った娘は、多少ぐずりましたが、緊張しまくりの私よりは、リラックスしているようでした。

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到着した日は、素晴らしい晴天で喜んだのですが、日本海側の天候は変わりやすく、翌日からは雨か曇りだそうです。急いで記念写真を撮らなくては! 伯耆富士と呼ばれる美しい大山をはじめ、弓浜半島から眺める日本海、海沿いの松林と、そこに咲く黄色いツワブキの花‥‥。特別なものじゃなくても、広い景色に、娘は大喜び。

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美しい松の木は、今年はじめの大雪で、かなり折れてしまったそうです。境港の船の被害も、かなり大きかったようですし、ところどころ屋根にブルーシートがかかった家がありました。大雪の被害が、まだ残っているのです。

 

ツワブキの花を越えて、日本海に向かいます。

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美しい砂浜と日本海。残念ながら大山は、ぼんやりとしか見えません。娘は、はじめての砂浜を、楽しそうに歩き、枝を拾ってなにかを書きはじめました。そんな姿を父と妹は、うれしそうに眺めています。

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考えてみたら、夕陽が地上に沈んでいく様子を見るのも、娘ははじめてです。私は子供の頃、海から登る朝日は見たことがあるから、海に沈む夕日を見たいと、ずっと思っていました。そんな気持ちを思い出すのも、娘のおかげです。

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自分のお腹からでてきた娘が、自分の生まれた土地に立つ‥‥。なんとも不思議で、ありがたくて、幸せだと思いました。  

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娘を喜ばせたいと、妹が用意した季節外れの花火。 

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そして、一番驚いたのが、この小さな菊の花。家に着いたばかりの娘に、父が庭から摘んできて、「どうぞ」とわたしたのです。私ですら花なんてもらったことないぞ。67-11.JPG

気がつくと、苦手に思ってきた父も、髪の毛はすっかり薄くなり、残っている毛も真っ白。すっかりおじいちゃんになっていました。  

  

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「寒い!」10月2日日曜日のことです。有楽町の国際フォーラムで開催されている大江戸骨董市の会場で、気温の低さに、多くの人からそんな言葉がもれていました。朝の9時過ぎで、16度くらいでしょうか? 前日は30度近い夏日でしたから、余計に寒さを感じます。抱っこ紐の中に、娘を入れていて、ちょうどいい暖かさですから、ジッとしている業者の方々は、さぞかし寒いだろうと思いました。

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大江戸骨董市といえば、都内で開催される、露天の骨董市、蚤の市の中で、一番盛況だと聞きつつも、場所柄上、すっぴん&ノーメークで行く勇気がなく、ついつい先延ばしにしてきました(なんたって有楽町ですから)。ところが、11月から2月まで、国際フォーラムが工事のため、骨董市が中止になると、出店しておられる谷中ひよこ堂のオーナーにお聞きし、行ってみようかなと思ったのでした。もちろん娘の散歩を兼ねて、自転車で、です。

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行ってみると、さすがです。お店も人もいっぱい‥‥。露天であるにもかかわらず、きちんとした受付もあります。受付には、横浜骨董市などで、お世話になっている男性がいたので、ご挨拶すると、「今までなにしてたのよ」と驚きの顔。抱っこしている子供を見て、「子供いたっけ?」と、またまた驚いています。「産んだのよ。だから数年忙しかったのよ」と私。「よかったね~。可愛い。ナボナ食べる?」と、喜んでくださいました。文字にすると変な感じなのですが、独特の話し方をされる男性で、お笑いのボケ担当って感じなのです(スミマセン)。ひさしぶりにお会いしたのに、お変わりなく、お元気で、とても嬉しくなりました。

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 ‥‥にしても、モノ探しには、ちと厳しい感じです。10キロを越えた娘を抱っこして、しゃがむのは、本当に重い! それに立ち止まるとぐずるし、階段を見つけると登るしで、落ち着いて見るのは不可能です。そんな中、手書きのノリタケの小さなお皿2枚と目が合いました(大きいほうは、直径110ミリ。小さいほうは、直径95ミリです)。カップもあったのでしょうが、お皿のみ並んでいます。今にもふっと風が吹いてきそうな、優しくて、あたたかい色合い。そして、なんだか懐かしくもある絵柄です。風車と家しかない静かな場所で、お散歩しているのは、お母さんと子供でしょうか。私も、こんな風に、穏やかに年を重ねたいものだ‥‥なんて、ジッと見ていたら、感情移入(?)してしまい、つれて帰ることにしました。こういう半端モノは、安価で気軽に買えるので、嬉しいですね。「田村製絲所」と書かれた、宣伝用の手鏡は、このテの鏡を何個か集めているので、その中に加えることにしたのでした。

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もっと見たいと思いましたが、小雨がパラパラ降ってきました。自転車ですから、慌てて帰ることに! 次回は、旦那サンにお願いして、1人でじっくり見たいなぁと思いながらも、楽しい時間を過ごせました。

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今回ご紹介するのは、日本のモノではありません。イギリス製の"セロリバース"です。天沼寿子さんが書かれた『心地よい暮らしをつくる カントリーアンティーク』(集英社be文庫)を読んで知り、なんでも、セロリを葉っぱのついたまま立てて、食卓でポリポリ食べる時に使う花瓶だそうで、昔の日本の食卓では考えられない食器ですが、そこがまたオシャレというか、かっこいい気がしたのです(書籍の中では、セロリーベイズと書かれていますが、私が求めた時は、セロリバースといわれたので、こちらでご紹介します。セロリベースともいうそうです)。思えば、フランスパンやセロリって、紙袋から見えていると、かっこいいって子供の頃思っていました。セロリを食べる姿も、かっこよく見えたけど、食べてみると、期待したほど美味しくなく、ガッカリした記憶があります。なので、わが家にやってきたセロリバースは、セロリじゃなく、お花を生けているのでした。薄紫色をした、美しいガラスの器で、重さもあるので、倒れることもなく、お気に入りなのです。

この写真は、娘の雛人形を飾った時に、お花を生けて、やっぱりステキだなぁと撮影したものです。早すぎるといわれそうですが、懐かしい気持ちになったので、ご紹介しようと思ったのでした。だって、今より部屋が片付いていました。この頃は、娘がハイハイができるようになったばかりで、部屋をちらかすなんてことはなく、ずいぶん楽だったなぁ(遠い目)。今では娘が歩くたびに、さまざまなモノが床に置かれたり、すき間に詰められたり、「なんでここに、こんなものが?」と思うこと、1日のうちに数知れず‥‥。まぁ、見ていると、おもしろいんですけど、部屋の中は、整理整頓という言葉はありません。娘の手が届かないように、どんどんモノが上に積み上がり、部屋の撮影なんて、する気にもなりませんし、そういえば、お花もずいぶん買っていないなぁ。台所にいると、娘が音もなく背後に立っていたりして、「びっくりするでしょ~!」なんて、朝から大騒ぎ。思い起こせば、ちょうど昨年の今頃、今まで寝たきり(?)だった娘が、首がすわってきて、夜中にガバッと頭を起こした時も、びっくりしましたが、赤ちゃんの成長って、想像以上に早くて、日々勉強してます。

 

 気になる街角 

< 本郷館 その4 おしまい>

文京区シビックセンターの展望ラウンジから、本郷館方面を撮影してみました。赤い大きな屋根がおわかりになるでしょうか。あれが本郷館です。

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下の写真では、赤い屋根はもうありません。どれだけ大きな建物だったのかが、よくわかります。壊すのに1ヶ月はかかるとのことでした。長い間、お疲れ様でした。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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