気になるお店の最近のブログ記事

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2月11日の夕方、テレビを見ていたら、画面に映し出されたニュースの映像に、思わず息を飲みました。台東区池之端での火災‥‥。そこに映っていたのは、何度もお邪魔し、また慣れ親しんだ建物。アンティークショップの"エキスポ"だったからです! 

すぐにお見舞いにうかがいたいと思いながらも、翌日に家族が入院。なかなか時間を作ることができず、もどかしい思いをしたものでした。昨日25日になり、ようやく用足しの合間を見て、時間ができたのでお邪魔してみることに。

建物を見上げると、窓ガラスが割れ、真っ黒いススがついている様子に、火災の大きさを思わされ、テレビで見た以上の惨状に、言葉もありません。声をかけるにかけれず、しばらく立ち止まっていたら、オーナーが出てこられ、お話を聞くことができました。

ただただ残念で、憔悴しきった様子のオーナーに、私もかける言葉がでてきません。でも、会話の中で、「頑張って今日まで築いてきたエキスポの、お別れの場をつくってやりたい」と、力強くおっしゃっていたのに、救われる思いがしたものです。今後の予定は、エキスポのホームページにてご案内くださるとのこと。その時には、かならず私もうかがわせていただきますね。

エキスポとともに、楽しい趣味を共有できた多くの方に、足を運んでいただければと、ファンの1人として心から願っています。

オーナー、スタッフの皆さん、どうか、どうか、お身体を大切に‥‥。

 

 

 

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席から天井を見上げると、まるでレモンの輪切りのような照明が‥‥。

どこの天井かというと、取り壊しが決まっている上野松坂屋南館の、7階にあるファミリーレストランの天井なのでした。  

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ガラスブロックの壁も、ちょっと昔風で、ホッとさせられる感じですね。

子供ができてから、あまり外食はしなくなったのですが、こちらのファミリーレストランは娘と一緒に、ずいぶんお世話になりました。

来るたびに天井の大きなマルを、不思議そうに眺めている娘の様子がおもしろく、子連れにも優しいお店とあって、よく利用させていただいたのです。 

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人がいないのを意識して撮影しましたが、最近は閉店セールとあってお客さんも多く、いつも混んでいます。 

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お世話になった6階のオモチャ売り場は、早くも来週には閉店が決まったそうです。どんどん変わっていく店内に、お別れが近いのだなと思い、しんみり‥‥。 

デパートの閉店には縁があり、有楽町のそごう、池袋三越、東京大丸が思い出されます。特に有楽町そごうは、会社の帰り道にあったので、何度も行きました。

かつての3つはセール目当てでしたが、上野松坂屋南館は、子供との思い出の場所がなくなるということで、今までの閉店とは、思い入れが違います。3年後には高層ビルに生まれ変わり、パルコや映画館が入る予定だそうですが、さびしいですね。

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 ‥‥と、上野松坂屋のファミリーレストランのお話はさておき、今回ご紹介するモノは、陶器でできた"メガネ肝油"の計量容器です。 

メガネ肝油とは、創業明治17(1884)年の、ワカサ株式会社さんから今なお発売されている商品で、詳しい説明はそちらを見ていただきたいと思いますが、昔は、ご覧のような陶器のおちょこ(?)をつけて販売されていました。

小さいにもかかわらず、白磁に商標やキャッチフレーズが描かれ、その上注ぎ口まで付けられた、実に丁寧なつくり。なんとも、愛おしくなるじゃありませんか。熱心に蒐集していました友人によると、サイズや絵柄もこの他にいろいろあるそうで、新しいものを発見するたび、大喜びしていたのを思い出しました。

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この鼻眼鏡のデザインも、2つの容器を見くらべると、ちゃんと絵柄を描き分けているのですね。眼鏡本体のみの青にくらべて、緑はヒモがついています。ヒモがついていない青い方が、もしかすると古いバージョンなのかも知れません。この商標は、明治24(1891)年に商標登録されたそうですから、ずいぶん歴史のある会社なのですね。

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ちなみに器の大きさは、高さ25ミリ、直径40ミリです。どちらの器も、草書体で「今日も明日も 欠かさずのんで 強いからだに なりませう」と、キャッチフレーズが書いてありました。

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器の中をのぞき込んでも鼻眼鏡! 緑の方は器自体の内側に出っ張りを設けて、青い方は線を描いてあります。薬液の計量線なのでしょうね。

ままごと道具のような小ささと、気遣いの細やかさに、「カワイイ~」と、思わず声に出してしまいそうになるのでした。 

 

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中央の持ち手は富士山。その両側に野球のグローブ、ボール、2本のバットをデザインした細長い文鎮は、まるで今話題のニュース、富士山の世界文化遺産登録と、国民栄誉賞が授与された長嶋茂雄さんと松井秀喜さんを現わしているよう‥‥。なんて、少々こじつけですが、今回は、そんなめでたいニュース2つを連想させる文鎮をご紹介することにしました。

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長さは185ミリ。この形の文鎮というと、学生時代に習字の時に使った物を思い出しますが、こんな可愛らしいデザインの文鎮もあったのですね。思えば、このブログだけでも、何種類の文鎮&ペーパーウエイトをご紹介したでしょう。いかに需要があったのかうかがい知れますね。かつての生活では、机に向かうことすなわち、紙と向き合うことだったのでしょう。

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過去の記事を調べてみると、21024606394133157171173 以上10種類紹介してきました。これだけ見ても、デザインの多さに驚くばかりです。

 

気になる(なっていた)お店

隅田川沿いに『タロス 古着 雑貨 アンティーク』と書かれた看板を見つけたのは、何年前のことだったでしょう。5年以上は前のことだと思うのですが、いつか行ってみたいと思っていたところ、自転車で娘と探検をしていたら発見しました。

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上の写真は、隅田川から見えた屋根に書かれた看板です。清洲橋の近くにあるのですが、こちらは『タロス清洲橋店』というそうで、もう1店舗は、森下にあるとか。

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入口はとてもインパクトがあります。普段お店に関心のない娘ですが、ショーウィンドウに並ぶオモチャを見て「オモチャ見ようか!」と入って行きました。店内は古着がメインで、雑貨は30年代のグラスやバックなどが並んでいましたが、なんというか、ひさしぶりに嗅いだ古いモノの匂いに、感激しました。娘は薄暗い店内を怖がることもなく、オモチャを探してグルグルと探検していました。

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外観からもおわかりのように店内は広く、建物のまわりにはポップなイラストが描かれていました。思うに、私が行ったことがなかっただけで、有名なお店なんでしょうね。

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‥‥以前は、GWになると骨董市やアンティークショップ巡りをしたものです。ちょっと懐かしいひとときに感謝でした。 

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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